ロードセルを使ったシステムを作ることがあったので、勉強がてらまとめる。
ロードセルとは
力をを検出するセンサー。
力の大きさを電気信号に変えるため、マイコン等と組み合わせて加わった力がわかる。
はかり、体重計、天秤などに主に使われる。
種類
ビーム型、コラム型、S字型、ダイヤフラム型など
参考:https://www.aandd.co.jp/pdf_storage/tech_doc/loadcell/t_cell_faq_ver1.pdf
接続
信号 | 内容 |
---|---|
EXC+ | ロードセル印加電圧(+) |
EXC- | ロードセル印加電圧(-) |
SIG+ | ロードセル出力電圧(+) |
SIG- | ロードセル出力電圧(-) |
シールド | 絶縁。導線間相互の干渉を低減するためにGNDに接続 |
使い方
マイコンを使ってロードセルの値を読む場合、主にアナログ入力を使う。
秋月電子のSC133というロードセルで考える。
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-12034/
仕様書の以下の項目に着目する。
定格容量:20kg(フルスケール)
→測ることのできる最大の力は20kg
定格出力:1.0±0.1mV/V
→ 1Vの入力に対して、出力電圧が1.0mV(誤差-0.1mV~0.1mV)
印加電圧範囲:5~10V
→ 入力電圧は5~10V
この仕様の場合、例えば印加電圧が10Vとすると、定格出力は10mV。
Arduinoの場合、4.9mV単位でしか計算できないため、このままでは約10kg単位でしか計測できないため、
実際に使う場合は、定格出力をアンプを使って増幅する。
プログラム
①初期値を読み出してゼロ補正を行う(ノイズで初期値が意図通りでない可能性があるため較正する)
②アナログ値を読み出す
③アナログ値を力に変換する。