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Android StudioでAndroid Thingsアプリを作成する

Last updated at Posted at 2019-12-20

Android StudioでAndroid Things用のシンプルなアプリを作成してみた。
また、アプリ作成の際に遭遇したエラーや開発Tipsも紹介する。

用意するもの

  • Android Thingsインストール済みのラズパイ3セット
  • モニタ
    • HDMI端子があればなんでもOK
  • USBマウス+USBキーボード
    • ラズパイ3に接続して操作する

作成したアプリ

画面に「Hello World」文字を表示するだけのシンプルなアプリを作成する。

これが完成物

コードはこちら

アプリ作成について

プロジェクト作成

Android StudioでAndroid Thingsのプロジェクトを作成することができる。

今回は画面に表示するので 「Android Things Empty Activity」 を選択する。

(画面がないプロジェクトならNo Activity or Peripheral Activityでいいんだろうか)

スクリーンショット 2019-12-20 22.07.19.png

プロジェクト名やActivity名はAndroidの開発と全く同じ

プロジェクト作成後

このような画面になるはず

スクリーンショット 2019-12-20 22.27.28.png

完全に見た目がAndroidアプリだね!

Android Thingsと接続

アプリをビルドするため、adbコマンドでAndroid Thingsに接続する。

Android ThingsのIPアドレスはOSのデフォルト画面で知ることができる。

接続コマンドは以下

$ adb connect 192.168.0.8

初期環境ではビルドエラーになる

Android Studioで自動作成されたプロジェクトはエラーになり、そのままではビルドできない。。。

2019-12-20-22-29-47.png

以下のエラーメッセージが出ていた。

スクリーンショット 2019-12-20 22.30.33.png

「activityにテーマTheme.AppCompatを使う必要がある」と怒られる。

うーん、、、これは初期コード作成のバグだろうか。
プロジェクト作成時にAndroidアプリ用のコードが作成され、それがAndroid Thingsで使用できないと予想。

仕方ないのでこんな感じに修正した。
(テーマをTheme.AppCompatに指定しただけ)

無事にビルドできた。

テーマをTheme.AppCompatに指定するとビルドが成功して画面が表示された。

もう完全にAndroidアプリ、アクションバーが表示されてるしw

アクションバーを消す

アクションバーが消えればAndroid Thingsアプリっぽくなるかもしれない。

このコミットでアクションバーを消して、再ビルドしてみた。

よし、これで脱Androidアプリできて、Android Thingsアプリっぽくなった。

これでミッション完成

とりあえず、今回やりたいことは達成した。

あとはボタンや文字を追加してUIを装飾したり、API通信するコードを実装したり、好きに発展させるといい。

開発Tips

開発時、ラズパイ3に USBマウス + USBキーボード を接続して操作してもいいが、机の上がゴチャゴチャになって邪魔である。

そんなときには Vysor を使うといい。

Vysorを使えば以下のメリットがある。

  • PCにAndroid Thingsの画面を表示できる
  • PCから画面をリモート操作できる(USBマウス、キーボードが不要になる

Vysor経由のリモート操作は若干カクつくのが難点。
でもマウスキーボード不要の利点は大きい。

ちなみに、VysorのフリープランでOK!
(自分は広告が邪魔なので、1ヶ月だけ有料プランをお試し中)

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