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ゆめみ その2Advent Calendar 2019

Day 3

AndroidThingsをラズパイ3にインストールする

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Android Thingsといえば、GoogleがIoT界に乗り込んだが2018年に縮小されるアナウンスがされた、という記憶がある程度の知識だった。
調べたところ、縮小はしたが「スマートスピーカーとスマートディスプレイ向けにターゲットを絞った」という事らしい。

スマートディスプレイは最近流行ってるし、いっちょAndroid Thingsを触ってみるか!
という事でAndroid Thingsに入門してみた。

環境説明

macOS 10.14.6 (Mojave)
Android Studio 3.5.2

当方、Androidアプリエンジニア
Android Thingsは初体験

まずAndroid Thingsの公式ドキュメントを読む

公式を覗いてみる

Android Developers > Docs > Android Things > ガイド
https://developer.android.com/things/get-started

Android SDKとAndroid Studioを使用して開発する
Androidフレームワークを介してネイティブにディスプレイやカメラなどのハードウェアにアクセスする

ま、マジで!?
Android Studio + KotlinでAndroid Thingのアプリが作れるの?
という事はAndroidエンジニアの知識がそのまま使えちゃうの?

なんて素晴らしいサービスなんだ...
もっと早く知りたかった

準備

まずAndroid ThingsのサポートデバイスであるRaspberry Pi 3を用意する。
(家にいっぱい転がってる)
あとはモニタとマウスがあればいいらしい。

AndroidエンジニアなのでAndroid Studioやadbはセットアップ済み。
爆速で準備完了してしまった。

Android Things Productを作成する

この辺から自分の作業の履歴を画像付きで書いていく。

まず自分のAndroid Thingsを以下urlから作成する。

Android Things Console
https://partner.android.com/things/console

最初は何もないので CREATE をクリック
スクリーンショット 2019-11-30 19.05.00.png

Product name は任意の名前にする、自分は「first-product」とした。

SOM typeは「Raspberry Pi 3」を選択する。

Product descriptionは任意の説明にする。

android_things_create_product.png

Models にランダムidのような名前のモデルが既に作成されていた。
今回はそのままこのモデルを使用する。

Modelsのアイテムを開いてみる(今回はietfbsのidのモデルをクリック)

Product作成後はこうなる。

BUILD CONFIGURATIONを作ろう と表示されているので NEW ボタンをクリックする。

作成方法の選択肢

存在するビルドも何もないので、Use Starter Kit settings を選ぶ。

Build Configuration Input

ここから選択肢が多くて長いので、文章のみで説明する。

詳しくは公式で説明されている
https://developer.android.com/things/console/build

  1. Name your build configuration
    • ビルド設定名を入力
    • 「starter kit」と入力した
  2. Select Your Android Things Version
    • 最新のOS versionを選ぶ
    • 「1.0.15.5786897」を選択した
    • Date uploadedをみると今年もたくさん更新されており、Androi Thingsが開発継続されている 事を知った
  3. Select apps
    • ビルドに含めるアプリケーションを選択する
    • 今回は追加しないので、そのままNEXTを選ぶ
    • デフォルトでGoogle Play Servicesが選択されてる
    • apkを選択してアプリに含めるようだ
  4. Add additional build resources
    • 追加のビルドリソースはないので、そのままNEXTを選ぶ
    • 現在は ブートアニメーションのみに限定されている
  5. Edit hardware configurations
    • ハードウェア構成を設定する
    • 今回はGPIOは触らないので、そのままNEXTを選ぶ
  6. Edit user partition size
    • ユーザーパーティションサイズを設定する
    • 特に変更せず
    • Total size 4096 MBくらい

Buildが始まる

Build Configurationを入力完了するとビルドが自動で始まる。
3分くらいで終わった。

Productをダウンロードする

これでAndroid Things Productのビルドが完了した。

ダウンロード開始は「 Actions > Development 」を選択する。

zipがダウンロードされ、ファイル容量は300MBくらいだった。
これを解凍すると iot_rpi3.img というファイルが現れた。
ファイル容量は 4.29GB
ついにOSイメージがダウンロードできたようだ。

OSイメージをFlashする

ラズパイ3用のsdカードをPCに接続し、そこにOSイメージをFlashする。

自分はsdにイメージをFlashする時は barenaEtcher というソフトを利用している。

スクリーンショット 2019-11-30 19.35.51.png

ついにAndroid Thingsを起動

Flashを終えたsdをラズパイ3に装着して電源ON!

おお、Android Thingsのロゴが出た!!
(5インチモニタを使用)
スクリーンショット 2019-11-30 19.35.51.png

起動してしまえば普通のAndroid端末として動くようだ。
adbでのスクリーンショットや動画撮影もバッチリ!

起動後のホーム画面

2019-12-03-02-13-35.png

へー、Android OS 8.1.0 がベースになっているみたい
2019-12-03-02-13-01.png

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