LoginSignup
2

More than 3 years have passed since last update.

AndroidThingsをラズパイ3にインストールする

Posted at

Android Thingsといえば、GoogleがIoT界に乗り込んだが2018年に縮小されるアナウンスがされた、という記憶がある程度の知識だった。
調べたところ、縮小はしたが「スマートスピーカーとスマートディスプレイ向けにターゲットを絞った」という事らしい。

スマートディスプレイは最近流行ってるし、いっちょAndroid Thingsを触ってみるか!
という事でAndroid Thingsに入門してみた。

環境説明

macOS 10.14.6 (Mojave)
Android Studio 3.5.2

当方、Androidアプリエンジニア
Android Thingsは初体験

まずAndroid Thingsの公式ドキュメントを読む

公式を覗いてみる

Android Developers > Docs > Android Things > ガイド
https://developer.android.com/things/get-started

Android SDKとAndroid Studioを使用して開発する
Androidフレームワークを介してネイティブにディスプレイやカメラなどのハードウェアにアクセスする

ま、マジで!?
Android Studio + KotlinでAndroid Thingのアプリが作れるの?
という事はAndroidエンジニアの知識がそのまま使えちゃうの?

なんて素晴らしいサービスなんだ...
もっと早く知りたかった

準備

まずAndroid ThingsのサポートデバイスであるRaspberry Pi 3を用意する。
(家にいっぱい転がってる)
あとはモニタとマウスがあればいいらしい。

AndroidエンジニアなのでAndroid Studioやadbはセットアップ済み。
爆速で準備完了してしまった。

Android Things Productを作成する

この辺から自分の作業の履歴を画像付きで書いていく。

まず自分のAndroid Thingsを以下urlから作成する。

Android Things Console
https://partner.android.com/things/console

最初は何もないので CREATE をクリック
スクリーンショット 2019-11-30 19.05.00.png

Product name は任意の名前にする、自分は「first-product」とした。

SOM typeは「Raspberry Pi 3」を選択する。

Product descriptionは任意の説明にする。

android_things_create_product.png

Models にランダムidのような名前のモデルが既に作成されていた。
今回はそのままこのモデルを使用する。

Modelsのアイテムを開いてみる(今回はietfbsのidのモデルをクリック)

Product作成後はこうなる。

BUILD CONFIGURATIONを作ろう と表示されているので NEW ボタンをクリックする。

作成方法の選択肢

存在するビルドも何もないので、Use Starter Kit settings を選ぶ。

Build Configuration Input

ここから選択肢が多くて長いので、文章のみで説明する。

詳しくは公式で説明されている
https://developer.android.com/things/console/build

  1. Name your build configuration
    • ビルド設定名を入力
    • 「starter kit」と入力した
  2. Select Your Android Things Version
    • 最新のOS versionを選ぶ
    • 「1.0.15.5786897」を選択した
    • Date uploadedをみると今年もたくさん更新されており、Androi Thingsが開発継続されている 事を知った
  3. Select apps
    • ビルドに含めるアプリケーションを選択する
    • 今回は追加しないので、そのままNEXTを選ぶ
    • デフォルトでGoogle Play Servicesが選択されてる
    • apkを選択してアプリに含めるようだ
  4. Add additional build resources
    • 追加のビルドリソースはないので、そのままNEXTを選ぶ
    • 現在は ブートアニメーションのみに限定されている
  5. Edit hardware configurations
    • ハードウェア構成を設定する
    • 今回はGPIOは触らないので、そのままNEXTを選ぶ
  6. Edit user partition size
    • ユーザーパーティションサイズを設定する
    • 特に変更せず
    • Total size 4096 MBくらい

Buildが始まる

Build Configurationを入力完了するとビルドが自動で始まる。
3分くらいで終わった。

Productをダウンロードする

これでAndroid Things Productのビルドが完了した。

ダウンロード開始は「 Actions > Development 」を選択する。

zipがダウンロードされ、ファイル容量は300MBくらいだった。
これを解凍すると iot_rpi3.img というファイルが現れた。
ファイル容量は 4.29GB
ついにOSイメージがダウンロードできたようだ。

OSイメージをFlashする

ラズパイ3用のsdカードをPCに接続し、そこにOSイメージをFlashする。

自分はsdにイメージをFlashする時は barenaEtcher というソフトを利用している。

スクリーンショット 2019-11-30 19.35.51.png

ついにAndroid Thingsを起動

Flashを終えたsdをラズパイ3に装着して電源ON!

おお、Android Thingsのロゴが出た!!
(5インチモニタを使用)
スクリーンショット 2019-11-30 19.35.51.png

起動してしまえば普通のAndroid端末として動くようだ。
adbでのスクリーンショットや動画撮影もバッチリ!

起動後のホーム画面

2019-12-03-02-13-35.png

へー、Android OS 8.1.0 がベースになっているみたい
2019-12-03-02-13-01.png

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2