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介護士からエンジニアに転職して4年経過したので、軌跡を振り返る✨

Last updated at Posted at 2025-12-16

はじめに

こんにちは!ITスクールRareTECHにてCS(Customer Support)を担当している池村です。今回の記事は私の4年間の学習振り返りを記していきたいと思います。

私は現在メイン業務がCSですが、エンジニア業務も兼任しています。
私がいる会社はまだ10名くらいの小規模な会社なので、いろいろな職種が様々な業務の兼任をしています。

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転職を決めた時

私は22歳から31歳までの9年間、介護のお仕事をしていました。
もちろん不規則勤務です。

  • 早番(7:00~16:00)
  • 遅番(13:00~22:00)
  • 夜勤(22:00~7:00)
  • 日勤系(たまに)

施設がオープンした時から関わっていたので、とても楽しくお仕事をさせていただきました。今でもたまに前の職場のイベントのお手伝いをさせてもらっています。

とはいえ

介護自体はとても大変なお仕事です。
30近くなってきた時、このままやっていたら体壊しそう。。と不安を覚えるようになっていました。そして、この年齢でまだ一度も転職を経験したことがなく(同じ職場で9年間)、他業種も経験してみたいなと思っていました。

介護の人材は少々終わっていますが、介護自体はとても良いお仕事です😔

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IT業界へ転職しようと決意した時、様々な問題がありました。

  • お金がない(切実)
  • PC経験が乏しい
  • 年齢的にギリギリ(と思っていた)

まずお金がないと何もできないですよね。
介護が給料少ないのは、世間一般でも周知の事実なのですが、9年間で全く貯蓄をしていなかったこともあり、転職活動のスタートにも立てていませんでした。なので最初は介護の仕事をしながら学習と転職活動をしようと考えていました。

今思えば、それは完全に甘い判断でした。

学習を開始してみる

まずは何もわからずPythonの本を一冊書いました。
しかし全然理解できませんでした。Pythonを実行できる環境はいくつもありますが、そもそも環境構築という考えすら浮かばない時ですからね。エディタとシェルの違いもわからないような状態です。

しかしとりあえず動かしてみて、訳がわからない状態はずっと続きました。

不規則勤務の問題点

介護はかなりの不規則勤務です。
就寝も起床も時間はバラバラで、学習時間を固定することはできませんでした。
これは一つの問題だと思いました。なので私は正社員からパート勤務に変えようと考えていました。しかし、9年も勤めているとそれなりのポジションにいたこともあり、なかなか要望は通りません。

じゃあ辞めるか

と考え始めました。しかし今辞めても、お金ないしすぐに息切れしてしまう。
だったら、一旦100万くらい貯めよう!と思いました。
一人暮らしはダメでも、実家で両親に土下座すれば安く住まわせてもらえるだろうと考え、半年~10ヶ月くらい生活できる貯蓄を作ろうと決意、それが大体100万かな?と。あとは失業給付と、退職金も少し入るのはわかっていたので、なんとかなる!と楽観的に行動を開始しました。

お金の件

まずはお金をどうするか考えました。
毎月の給料は¥180,000~¥190,000程度(9年継続してこんなレベル)、固定費はなるべく安くするように努力して、車や原付を手放し、徒歩で出社、食事はなるべく施設の安い食事(入居者と同じもの)を食べて過ごしました。

毎月¥100,000くらいは貯金できるようになりました。
思ったより早く目標金額が貯まったので、辞めて実家に帰ることにしました。

両親にはなんとか本気度が伝わりました。

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実家での学習期間

実家は山形県なので、まあど田舎です。(山形自体はとても良い所です)
雪深いところなので、冬の雪かき要因としても使われました。しかしかなり安く住まわせてもらったのでなんの文句もありません。

学習期間はとりあえずスクールに入りました。
何にしろ学習の手順が全然わからなかったですからね。スクールはどのスクールでも正直良く、幅広いITの学習では一種の道しるべとして重宝します。特に他業種から転職するなら尚のこと。

スクールでは、ある程度積極的に学習していましたし、その時に知り合った友人とは今も一緒にお仕事していたりします。とても楽しい時間でした。

実家では、家事全般・姪っ子の送り迎え等もやりつつ、介護が必要だった父親の対応もしていましたが、流石に仕事していなかったので学習時間はかなり確保できていました。

目標を達成するために、使えるものは何でも使ったような感じですね。

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この時スクールで学習していた内容は以下になります。

  • Python
  • Pythonのフレームワーク
  • Linux
  • ネットワーク
  • Git周り
  • AWSでのインフラ構築
  • チーム開発演習

スクールの運営から案件を紹介される

2021年12月~2月くらいの時期です。
ここが分岐点的な感じでしたが、スクールの運営から案件を紹介されました。
それが、私が前に書いた👇の記事の内容です。

記事内でも書いてありますが、なかなかトラウマを植え付けられた案件でした。
というか勉強しているのに、実際にコードを書けなかったのがメンタルにきました。

まだ生成AIはない時代でしたので、補助ツールもないまま暗闇を彷徨っている感覚。今はとても良い時代になったと思います。

講師のお仕事

トラウマ案件のあと、研修講師のお仕事の案件も受けました。
これは新卒の子達にJava、SQL、AWS周りを教える仕事です。まあ教えること自体に抵抗はなかったので、あとはオンラインでの講義の練習と、スクールで学習していないJavaをキャッチアップするくらいのものでした。

Javaについて

Javaに関しては、スクールで真逆のPythonを学習していたこともあり、少々時間がかかりました。静的かつコンパイラ型の言語ですからね。慣れるまで型の理解がなかなか進みませんでした。

Javaをやって良かったところとして、やはりオブジェクト指向について理解できたことです。Pythonではあまりピンとこない部分も、Javaではすんなり入ってくる。ポリモフィズム周りやインタフェース周りが理解でき始めたとき、かなりの脳汁体験だったと記憶しています。

あとはスクールで仲良くなった友人に講義練習に付き合ってもらいつつ、人前で話すことに慣れていきました。ここで良かったのは言語化のレベルが数段上がったことですね。

講師案件本番

2022年5~6月くらいの話です。
講師のお仕事は、1クラス40名程度の新卒の皆さん、かつ完全未経験の人にITを基礎から教え込むのを2ヶ月続けました。完全未経験だと、明後日の方向の質問も多く、現場での対応力も磨かれたと思います。

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しかし、余裕は全くなく。
私の講師案件の時のスケジュールは結構キツキツでした。
👇の画像は平日の私のスケジュールをグラフ化したものです。

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初めての案件だったこともあり、初日を終えたあと、これは準備が足りない!と実感しました。
講師の仕事をして、それ以外はほぼ次の日の準備を行う日々。睡眠時間は仮眠含めても5時間切っています。流石に金曜日だけは思いっきり寝ましたが、土日も基本は準備に追われました。

こんな生活を2ヶ月も続けていたのは、正直凄かったなと自画自賛です。きつかったですが😔

長い案件が終わったあとは、転職活動をしようと考えましたが、色々な案件に入らせてもらえたので、そのまま業務委託をしつつ過ごしていました。

それからの案件

講師のお仕事が終わり、その後は学習しつつ、様々な案件に携わりました。
その頃からCS職周りもやるようになり、ゴリゴリのお客様対応の経験も得ました。

講師のお仕事はその後毎年やっていますが、それ以外は開発系・教材作成系・CS系の業務をやりつつ、転職活動の機会を伺っていた感じです。

この時、Bubbleでのノーコードツールも体験しました。当時まだおもちゃみたいだな〜って感覚でしたが。

色々案件を体験させていただいていましたが、2023年3月ごろに、社員になりません?と社長から声をかけられました。

なんて良いタイミングなんだと思いました。正直転職活動自体はやってみたかったのですが、自分としてはとにかく一度、IT企業に入りたい!と思っていたので、承諾して入社しました。それが今いる会社です。

社員になってから

今いる会社の社員になってからは、開発系もしつつ、主にスクール生の対応(CS)を行っています。特に教材家のブラッシュアップや、メンターとして教育周りに関わっている形です。コミュニティの形成や運営はとても難しいですが、やりがいもあり、教えることも好きなので天職だな〜と思っています。

入った会社がフルリモート・フルフレックス制ということもあり、場所に縛られず働くことができています。今の会社には感謝しかありません。

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おわりに

AIがすごいことになってきていますね!
エンジニアのお仕事も将来的に危ういとは思っていますが、今までの軌跡を振り返ると、多分何でもできる気がしているので、あまり自分の心配はしていません。

今思えば、初めてやる案件は本当に切羽詰まっていましたが、乗り切ったからこそ今の自分がいると思うと感慨深いです。

これからも自分の好きな分野である、OS、シェル、Linux周りの記事を書いていきます。

余談

初アドベントカレンダー投稿になります✨
もう年末かと思うと、1年って本当にあっという間ですね。良いお年をお過ごしください🎍

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