はじめに
この記事を参考にコミットメッセージを付けていました。
ですが、あれ?と思った箇所があります。
それは、chore(雑用)という単語がしっくりこないことです。
具体的には自分のプロジェクトでCircleCIの設定変更をしてたのですが、
CIなのに雑用なのはちょっと違うかなぁ・・・と感じていました。
そこで参照元のガイドラインを見たところ、Angular(2.x〜)でなくAngularJS(1.x)になってたので、
最新のAngularのコミットガイドラインを雑に比較してみました。
比較方法
この2つの記事から該当箇所を抜き出してdiffした結果を目視確認しました。
ガイドラインとして影響しない箇所(リンク追加など)は除外しています。
相違点
Typeのchoreが分離されてなくなった
chore(雑用)は色々なものを含んでいましたが、以下のように分離されました。
- build: ビルドシステムやライブラリの変更
- ci: CI周りの変更
コミットログを見ると、ドキュメントのビルドにも build が使われるようです。
(例: build(docs-infra): xxx
)
Scopeの付け方が明確化
Scopeの付け方が明確化されました。
- 基本はnpmのパッケージ単位
- いくつかの例外あり
- packaging: package.json, *.d.tsなどでのパッケージレイアウトの変更
- changelog: CHANGELOG.md
- docs-infra: ドキュメントビルド関連
- ivy: Ivy renderer
- ngcc: Angular Compatibility Compiler
- 空: style, test, refactorで全てのパッケージにまたがる場合
- 複数のScopeにまたがる場合に
*
をつけてもいいという記述がなくなった
ここはプロジェクトによって異なる付け方になると思います。
おわりに
chore
がなくなって ci
を使えるようになったので安心しました( ´ω`)