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概要

皆さんMBTIというものをご存知でしょうか?
MBTIとはMyers-Briggs Type Indicatorの略称であり、自分の性格タイプを知り自他理解に役立てられる性格診断です。
様々な人々と関わるこの現代で、MBTIを知って人間関係向上に活用しましょう!

目次

MBTIの掘り下げ
MBTIの分類方法
MBTIの具体例
まとめ
参考文献・サイト

MBTIの掘り下げ

MBTIは、個人がどう世界を認識し、物事への決定を下すかについての心理学的な選好を示すことを目的とした、自己申告型のアンケートです。受検者は、16の性格類型に分類されます。

新卒採用などでリクルートの適性検査「SPI」を受検したことのある方や、人事などで取り扱っていた方はご存知かもしれませんが、このMBTIは、開発された当初にリクルートのテスト開発チームライセンス供与を受け、日本版にローカライズしてSPIに組み込まれ、「TI型」として使われていました。

MBTI診断を活用することで自己理解、他者理解、人間関係、チームビルディング、リーダーシップなど、人と関わるビジネスパーソンに有意義なものになるのではないかと考えています。

MBTIの分類方法

MBTI診断では、4つの指標ごとに性格タイプを分類していくのが特徴です。12分程度で回答可能なアンケートで診断できるので実際に自分が何型か診断してみてください。

①関心の方向性が外向型(E)が内向型(I)か

外向型(E):外の世界に関心を持つ。人の関わりや体験からエネルギーを得る。

内向型(I):自分の内側に生じる思索や気持ちに関心を持つ。静かに一人で内省しエネルギーを得る。

②物事の見方が感覚型(S)か直観型(N)か

感覚型(S):現実的・具体的な会話が伝わりやすい。

直観型(N):物事の奥にある意味や繋がり、様々なイマジネーションを湧き起こすようなディスカッションが盛り上がる。

③判断・意思決定の仕方が思考型(T)か感情型(F)か

思考型(T):論理に基づいて結論を出す。合理的に筋道が通るかを重視。

感情型(F):自分や他者の気持ち、価値観に基づき結論を出す。結論が人々にどう影響するかを重視。

④物事の進め方が判断型(J)か知覚型(P)か

判断型(J):計画的、秩序的。一旦決めたことをやってから次に行く。

知覚型(P):柔軟で臨機応変。その場その場に応じて進めていく方が楽。

このように、人はこのどちらかを、利き手のように使っていると考えられています。

MBTI診断ではこの対になったアルファベットのどちらかを取り、最終的に組み合わせ、一つのタイプを決定していきます。例えばISTP(巨匠)やENTJ(指導者)など、全部で16種類に分類されます。

MBTIの具体例

MBTIの具体例として私の型とエンジニアに多く当てはまりそうな型を紹介します。

私はINFJ(提唱者)です。

「提唱者(INFJ型)は強い信念を持ち、理想主義者である提唱者は惰性で生きる人生には満足せず、自身が立ち上がり、ものごとを改善したいと感じます。人助けをしたり、世の中にポジティブな変化をもたらしたりすることを成功と考えるタイプです。」

私の長所は共感力の高さ、短所は完璧主義であり時間をかけすぎてしまう点や、人の感情を優先し論理的な成果を出すことできないというような点が読み取ることができます。

エンジニアに多く当てはまりそうなISTP(巨匠)についても紹介します。

「巨匠は好奇心旺盛な上に合理主義的かつ現実的です。遊び半分に役立つものや不要なものを作り上げたりするのを楽しみます。エンジニアや整備士として何かを分解して、以前より少し良い形に再度組み立てることに極めて大きな喜びを感じるでしょう。

ISTPの長所としては、冷静沈着で感情に流されず物事を論理的に判断できる​点や、実用的な仕組みや構造を理解することが得意で、手先が器用な点がくみ取ることができます。
短所としては、他人からの干渉を嫌い、他人の意見を中々受け入れない頑固な点、他人の気持ちに鈍感で、協調性がない点などを診断から読み取ることができます。

MBTIを活用したチームビルディング

このようにMBTI診断では全体的な性格概要はもちろん、強みや弱み、関心を持ちやすいテーマ、エネルギーの源、ストレスを感じる環境、ストレスをためているときに陥りやすい状態、その状態に必要なこと、関わり方がわかるようになります。

MBTIの型を例に挙げチームビルディングを行うと...

ENTJ:困難を乗り越える組織リーダー
ENTP:弁の立つ交渉役
ENFJ:人を守る人材育成者
ISTP:任務を遂行する技術屋
INTJ:感情に流されない名参謀
ESTP:フットワーク最強の営業マン

以上のようにMBTIでRPGのチーム編成のようなことが現実で可能にすることができます。

ESTPだけに偏りすぎると人材育成やマネジメント、会社経営が成り立たなかったり、ENTJだけに偏るとリーダー同士で反発し、会社が何分割もされてしまったりしてしまいます。ISTPに偏ると交渉や人間関係が上手く成り立たなくなってしまいます。

実際に周りの友人に診断してもらい、型を知ることで「この人遊ぶときはしっかりと計画的に決めた方が良い」や「物事を説明する時には論理的にしよう」など話したり行動する際に気を付けることを理解し易くなることがありました。

このように社員のMBTIを理解することで偏りのあるチームや不適合な業務を減らすことができると考えられます。

まとめ

MBTIを活用し、個々の性格を理解することで上司・部下関係においても、取引先やパートナーとの関係においても、「どのような人には、どう接すればよいか」をわかりやすく判断し行動できるようにしてくれる有効なツールとなると思います。適した人間関係に適した職を充てることが可能になり、モチベーションを高める働きかけや、ストレスを感じさせない働きかけができるため、チーム内の結束力が高まり、結果的に組織全体の生産性を高めることができるでしょう。

また自己理解、他己理解が進みメンタルコントロールを行いやすくすることも可能になります。自分自身の強みが理解できると、活躍できる仕事に対しアンテナをはれるようになります。強みを活かした仕事内容をすれば、バリューはより発揮されます。
また、自身のストレスを感じる環境や陥りやすい状況、そこから抜け出すヒントを事前にわかっていれば、セルフコントロールができ、この人はこういう性格なのかというカテゴライズができ、他者や自分を許容しやすくなります。

MBTIを知り、活用することで仕事、プライベート、チームビルディング、マネジメントなど人と関わる様々なことに是非活かしていただければと思います!!

参考文献・サイト

・MBTI
・MBTIとは
・16personalities
・Markdown記法 チートシート

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