0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

PythonでMarkdownファイルをWordドキュメントに変換する方法

Posted at

コンテンツ制作者は、自身の作品を異なる形式で多様な読者に共有する必要があることがよくあります。Markdownは、軽量で簡潔かつ読みやすい記法であるため、文書やブログ記事の執筆に広く使用されています。しかし、複雑な文書を作成する際には、Markdownの機能では十分でない場合があります。一方で、Wordは豊富なレイアウトオプションとプロフェッショナルな外観を提供するため、Markdown形式の記事をWordドキュメントに変換することで、より複雑な文書を作成しつつ、内容の一貫性と美しさを保つことが可能になります。

Pythonを使用してこの変換プロセスを実現すれば、大量の文書を自動的に処理できるため、効率が大幅に向上します。本記事では、Pythonを使ってMarkdownファイルをWordドキュメントに変換する方法を紹介します。

この方法では、Spire.Doc for Pythonを使用します。PyPIから以下のコマンドでインストールしてください:pip install spire.doc

無料ライセンスを申請

PythonでMarkdownファイルをWordドキュメントに変換する手順

Spire.Doc for Pythonを使用すると、Document.LoadFromFile(str: fileName, FileFormat.Markdown)メソッドを用いてMarkdownファイルを直接読み込むことができます。また、LoadFromStreamメソッドを使用してバイトストリームからも読み込むことが可能です。その後、Document.SaveToFile(str: fileName, FileFormat.Docx)メソッドを使ってMarkdownファイルをWordドキュメントに変換して保存するか、SaveToStreamメソッドを用いてバイトストリームに変換することができます。

操作手順:

  1. 必要なモジュールをインポートします。
  2. Documentオブジェクトを作成します。
  3. LoadFromFileまたはLoadFromStreamメソッドを使って、ファイルまたはストリームからMarkdownファイルを読み込みます。
  4. SaveToFileまたはSaveToStreamメソッドを使用して、MarkdownファイルをWordドキュメントに変換し、ファイルまたはストリームに保存します。
  5. リソースを解放します。

コード例

以下はMarkdownファイルをWordドキュメントに変換する基本的なコード例です:

from spire.doc import Document, FileFormat, IParagraphStyle, Stream

# ドキュメントインスタンスを作成
doc = Document()

# Markdownファイルを読み込む
# ファイルから読み込む
doc.LoadFromFile("G:/Documents/Sample6.md", FileFormat.Markdown)
# バイトストリームから読み込む
# doc.LoadFromStream(Stream: stream, FileFormat.Markdown)

# MarkdownファイルをWord文書に変換して保存
doc.SaveToFile("output/MarkdownToWord.docx", FileFormat.Docx)

# バイトストリームに変換して保存
# stream = Stream()
# doc.SaveToStream(stream, FileFormat.Docx)
# wordBytes = stream.ToArray()

# リソースを解放
doc.Dispose()

変換前のMarkdownファイル

PythonでMarkdownをWordに変換する

変換後のWordドキュメント

PythonでMarkdownをWordに変換した結果

本記事では、Pythonを使用してMarkdownファイルをWordドキュメントに変換する方法を紹介しました。このプロセスを活用することで、MarkdownのシンプルさとWordの高度なレイアウト機能の両方を活かした効率的な文書作成が可能になります。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?