Part 2の内容
「さわってみよう watsonx.data #1 ~初めの一歩編~ Part 2」となる当記事では、
下記のうち
・watsonx.dataへのログイン
・インフラストラクチャー・マネージャー(3階層コンポーネントを知る)
・データ・マネージャー(データの探索)
・照会ワークスペース(データの照会)
・照会履歴(照会の監査(過去に実行されたSQLの表示))
・スキーマの作成
・データの取り込み(都内WiFiスポットの緯度、経度が記録されたCSVファイル)
・データの照会(地理空間関数で東京駅に近い都内WiFiスポットの件数を調べる)
・アクセス制御(インフラとデータに対するユーザー単位での制御)
太字部分の
・照会ワークスペース(データの照会)
・照会履歴(照会の監査(過去に実行されたSQLの表示))
を取り上げます。
照会ワークスペース
照会ワークスペースは “SQL”アイコンで呼び出せます。
カタログ->スキーマ->表という階層で表示される点はデータ・マネージャーと似ていますが、表を選択すると列名まで確認できます。
SQLで表を指定する際には、カタログ名.スキーマ名.表名で指定します。
照会ワークスペースで、照会(SELECT)などのSQLをエディター上(画面例:Untitle1タブ)で記述し、実行し、結果の確認ができます。
照会ワークスペースでは、表を選択後、”>”アイコンをクリックし、リストから”SELECTの生成”を選択することで、SELECT文を自動生成させることもできます。
任意の表を選択し、操作してみてください。生成されたSELECT文は編集可能です。
画面右上の青文字の”説明”ボタンをクリックすると、エディター上のSELECT文の実行計画(EXPLAIN)を確認できます。
EXPLAINは照会パフォーマンス・チューニングの際に「どのようなアクセス・プランに基づいて照会が処理されているか?」を理解したい時に利用されることが多いです。
詳細はマニュアルをご参照ください。 https://www.ibm.com/docs/en/watsonxdata/1.0.x?topic=statements-explain
照会履歴
照会履歴は、画面左上の”SQL”アイコンのすぐ下のアイコンで呼び出せます。状態が”FINISHED”になっているものは、実行済みのSQLで、”RUNNING”になっているものは現在実行中のものです。
状態として、”STARTING”や”FAILED”が表示されることもあります。
照会履歴では過去に実行したSELECT文などを画面上のリストから選択し、再実行することが簡単にできます。
画面リストの”照会”に注目して、任意のSELECT文を選択してください。
選択したまま、画面右端のドットが3つ縦に並んだアイコンをクリックし、”照会ワークスペースで開く”を選択します。すると画面が照会ワークスペースに切り替わります。
Part 2のまとめ
・照会を実行し、結果を確認できる、照会ワークスペースついて学びました。
・照会ワークスペースで表を指定する時は、カタログ名.スキーマ名.表名で指定します。
・照会ワークスペースでは、表を選択後、リスト"SELECTの生成"からSELECT文を自動生成できます。
・照会ワークスペースでは、SELECT文の実行計画(EXPLAIN)を確認できます。
・過去に実行した照会は照会履歴から確認できます。
・照会履歴から、過去に実行済SQLを簡単に再実行することができます。
Part 3に続きます。
https://qiita.com/ibm_tk/items/67835baee81ce07716be