私はAIコンテンツクリエイターとして活動していて、イベントやハッカソン、LT会などにも出ています。
そんな私のぼやきです。

ある海外の方との会話
先日、案件の関係で海外の方と話をする機会がありました。
そこで、こんなやり取りがありました。
「あなたがAIコンテンツクリエイターとして記事を書いたりツールを納品していることへの対価はどれくらいですか?」
「毎日投稿している企業様からは、仲介者経由で月9,000円いただいています」
「ツール代はどのぐらいの割合で負担してくれますか?」
「ゼロです」
「……信じられない」
通訳なしでも、その一言の重みは十分伝わりました。
「AIならパッとタダで出来る」という誤解
相手の方はさらにこう聞いてきました。
「なぜ、日本ではツール代を負担せずに仕事を申し込むのですか?」
私の答えはこうです。
「仕事相手へのリスペクトがないからだと思います。AIならパッとタダで出来ると思っているからだと思います」
思い返せば、月2万円でフロントからバックエンドまで対応したこともありました。しかも短いスパンで追加要望が次々と届く状況で。
ブログ&ツール納品で月9,000円なら、正直「9,000円の価値の記事でいい」はずです。
実際のワークフローと、そのコスト
では、私が実際に何をしているか。
- 毎日、複数のAIツールでリサーチ
- 記事の骨子を作るAIと、本文を書くAIはあえて分けて使用(それぞれの得意分野があるから、また特定のAIに覚えておいてほしい文脈があるから)
- リサーチ精度・文章品質のクオリティ担保のために、ツール費用は収入を上回ることも(実際はずっと赤字です)
ここで気づくわけです。
AIにかけるお金が収入以上なのに、なんでクオリティを担保し続けているんだろう
「AIを使いこなしている」と「稼げる」は別の話
私自身、支援が必要な疾患を抱えており、就職には人の手を借りることもあります。結果的に手元に残る仕事は「コピペ」的な作業に集約されがちです。
「AIをめっちゃ使いこなしてますね」と言われる立場であっても、「うちのコンテストにも作品を」と声をかけてもらえる立場であっても——
"ちゃんとした" エンジニアでなければ、まだまだAIは稼げないコンテンツだというのが、今の正直な実感です。
まとめ:AIクリエイターへの対価を、もう少しだけ考えてほしい
AIツールを使うことは、「無料で・誰でも・瞬時に」成果物を出すことではありません。
- ツールの選定・組み合わせには専門知識が必要
- 出力の品質管理には時間とコストがかかる
- ワークフロー構築には継続的な学習が伴う
「AIを使っているから安くていい」ではなく、「AIを適切に使いこなせる人材だからこそ価値がある」という視点が、日本のAI活用の現場にもっと広がってほしいと思っています。
この記事は、実際の体験をもとにした個人の見解です。