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Cloud Functions for Firebaseでリクエストbodyが消失する問題でハマった。

Last updated at Posted at 2022-07-04

Cloud Functions for Firebaseでリクエストbodyが消失する問題でハマった。

Cloud Functions for Firebaseでリクエストbodyが消失する問題でハマったので、同じ轍を踏む人がいない様に共有。

結論

クライアント側のContent-typeが重複して定義されていた。

Content-Type: application/json,application/json

現象

Cloud Functions for Firebaseでリクエストbodyが消失した。
消失したとは、functions.https.Requestのbodyプロパティが空のオブジェクトになっている。

状況

  • JSONをInputとして受け付けるAPIをCloud Functions for Firebase上で運用していた。
  • 内部のサービスから突然リクエストbodyが空のリクエストが来る(起きたり起きなかったりする。)
  • クライアント側のコードを見ても確実にリクエストbodyは付与している。
  • Cloud Functions for FirebaseはNode.js 16で動かしており、expressなどのFWは利用していない。

対策

クライアント側で Content-Type の重複を取り除いてもらった。

なぜ

body-parserの仕様だから。
Cloud Functions for Firebaseではbody-parserを利用している。1
body-parserでは、application/json,application/json はjsonとしてみなされないためこの様になる。

具体的にはbody-parser内で利用しているtype-isが以下の様に重複している場合はfalse扱いになる。
そのため、jsonとしてパースされず、リクエストbodyが空扱いとなる。

const typeis = require('type-is');

const contentType = "application/json,application/json";
const request = {headers: {"content-type": contentType, "content-length": 1}};

console.log(typeis(request, ['application/json'])); // false

蛇足

発生したりしなかったりするのはなぜ?

GCPのサポートに聞いたところ、Cloud Functionsの内部バックエンドに依存して古いバージョンであればその問題は発生しないけど、新しくなると発生する。
全てのインスタンスが自動的に新しいバージョンになるわけではないので、発生したり発生しなかったりしたということでした。

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  1. https://firebase.google.com/docs/functions/http-events#read_values_from_the_request

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