KUSANAGI for ConoHaを使っての環境構築手順を記載します。
基本的には、KUSANAGI for ConoHaでのWordpress環境構築〜サーバサイド〜に沿っていきます。
Overview
- 今回は、kusanagiを利用してマルチサイトを構築してみたいと思います。
- マルチサイトにも色々とありますが、今回は、マルチドメイン型と呼ばれる同一インスタンス(1台)で2つのドメインを構築する方法を記載していきます。処理が軽いサイトであればサーバのイニシャル / ランニングコストが抑えられます。
- 基本的にConohaとありますが、ここはAWSでもGCPでもなんでも大丈夫です。
kusanagiによる1台構築とマルチサイト構築に違うところ
実はとても簡単です。
普段の構築の流れは
- kusanagi初期設定 (kusanagi init)
- Wordpress導入 (kusanagi provision)
- https化 & http→httpsリダイレクト処理追加
- ファイルアップロードを可能にする。(FTP)
- SiteGuard WP PluginでのXMLRPC防御制御
- CloudFlareによるCDN導入
という段階を踏みますが、マルチサイトの場合kusanagi provision
を2回するだけです。
上記記事で説明したコマンドが以下で
サイト1
$ kusanagi provision suite01
$ kusanagi provision suite02
という風にし、あとは対話式でFQDNやDBユーザーなどをそれぞれ入力していくだけです。
※注意するべき部分は、サイト01とサイト02は、共有DBはだめです。provisionが失敗します。DBユーザーとDB名,DBパスワードはそれぞれ別にしましょう。
すると/home/kusanagi/
配下にそれぞれのサイトのディレクトリができてきます。
/home/kusanagi/
├── suite01
├── suite02
あとは、それぞれサイトの設定をしたら終わります!
ただし、WP以外のところは共通なので、nginxなどの設定は一緒です。