1
0

札幌市のOpen Dataにアクセスしてみませんか?

Posted at

DATA-SMART CITY SAPPORO

一般財団法人さっぽろ産業振興財団は、札幌圏地域データ活用推進機構(SARD)の理念と機能を継承し、市民生活の利便性向上や、新たなサービス創出による経済の活性化、行政保有データの活用が容易になることによる行政の信頼性や透明性の向上に資するため、圏域で発生し官民が保有する様々なデータ(いわゆる「官民データ」)を協調して利活用できる環境を整備し、官民がデータ利活用を促進する「データの地産地消」の実現に向け事業を推進しています。
引用:https://data.pf-sapporo.jp/about_site/

DATA-SMART CITY SAPPOROというプラットフォームから、官民データにアクセスできるとのことなので、データアクセスを行うNPM packageを作成してみました。

開発手順

手順自体は、以前公開した投稿に載せているので、もし気になる方はそちらを確認してみてください。

コードも公開していますので、必要なPackageや設定も確認いただけます。

使い方

  • Install
shell
npm i @i2i3i/open-data-in-sapporo
  • アクセス可能情報一覧

open-data.jsonに、アクセス可能なデータ一覧を載せています。

以下が1 来札観光客数の推移を取得する際に利用する情報です。

group:statistics_sappororesourceId:821c83f6-492b-44db-bbde-fca9d2774645open-data.jsonから参照し、odisapというファンクションに渡します。

open-data.json
 "statistics_sapporo": {
    "821c83f6-492b-44db-bbde-fca9d2774645": {
      "title": "1 来札観光客数の推移",
      "param": { "年 度": "", "観光客数(千人)": 0, "前年度比(%)": "" }
    },
example.ts
import odisap from '@i2i3i/open-data-in-sapporo';

const func1 = async () => {
  const res = await odisap(
    'statistics_sapporo',
    '821c83f6-492b-44db-bbde-fca9d2774645'
  );

  console.log('result', res.result);
  console.log('records', res.result.records);
};

await func1();

パラメータによる絞り込みや、データ数制限などの例は、NPM Packageページで確認いただけます。

ソースコード

GitHubに公開済みです。

データは公開されているけれど…

DATA-SMART CITY SAPPOROという取り組み自体は素晴らしいものだと思います。公的データという裏付けにもなるので様々な場面で役に立ちそうな気がします。

ただ、以下の点が気になりました。
一応、運営元に質問/バグ報告/要望としてメールしています。(2023/12/24くらいに送って返答なしですが、、)

  • API Endpoint
    API Endpointからデータアクセスを試すには、API利用方法に記載されている方法ではうまくいかず、CKANに記載されている方法と、実際のNetworkリクエスト、レスポンスを確認する必要がありました。この辺がもっと分かりやすいと良かったです。

  • アクセス情報一覧
    情報が散らばっているので、一覧形式でアクセス可能な情報とパラメーターが見れると尚良かったです。今回はcrawlerを利用して、機械的に情報を集めて、open-data.jsonに落とし込んでいます。

  • サイト内のよくあるご質問お問い合わせ
    バグっているので、このサイト自体の信頼性を疑いました。

他の自治体も

デジタル庁が公開している情報から確認できるようです。

ちなみに私も初めて知ったのですが、CKANというデータマネジメントシステムがあるんですね。面白そうなので、ドキュメントを確認中です。

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0