はじめに
前回の記事の続きになります。
今回は、前回作成した Cargo プロジェクトを使って、
Cargo.toml の役割や、build / run / check などの基本コマンド を確認していきます。
Cargo.toml
Cargo.toml は Rust プロジェクトの設定ファイル
(cargo newで自動生成されたファイル)
[package]
name = "hello_cargo"
version = "0.1.0"
edition = "2024"
[dependencies]
-
[package]セクション → プロジェクトの名前やバージョンなどの基本情報 -
[dependencies]セクション → このプロジェクトで使う外部ライブラリ(クレート)
Python の config.ini のようですね![]()
Cargoプロジェクトのビルド
$ cargo build
このコマンドは実行ファイルを現在のディレクトリではなく、target/debug/hello_cargo(Windowsでは target/debug/hello_cargo.exe )に作成します。 デフォルトのビルドはデバッグビルドなので、Cargoはバイナリをdebugという名前のディレクトリの中に入れます。
Cargo.lock
cargo buildを初めて実行したとき、Cargoは最上位に Cargo.lock という新しいファイルを作成します。
このファイルは手動で変更する必要はなく、 Cargo がその内容を管理してくれるそうです。
Cargo.lock は依存ライブラリのバージョンを記録するファイルです。
チーム開発や本番環境では、同じ依存バージョンを使えるように固定する役割を持ちます。

Cargoプロジェクトの実行
$ ./target/debug/hello_cargo
Cargoプロジェクトのビルドと実行
コードのコンパイルから、できた実行ファイルの実行まで行います。
$ cargo run

今回はCargo が hello_cargo をコンパイルしていることを示す出力がない。
それは Cargo はファイルが変更されていないことに気づいたので、再ビルドせずに単にバイナリを実行したためです。
ソースコードを変更して cargo run を実行すると、
Cargo は実行前にプロジェクトを再ビルドを行います。
コンパイルチェック
コードがコンパイルできるか素早くチェックします。
※ 実行ファイルは生成しません。
cargo buildよりも高速 ![]()
$ cargo check
Cargoについてのおさらい
| コマンド | 内容 |
|---|---|
| cargo new | Cargoプロジェクト作成 |
| cargo build | コンパイルしてバイナリ生成 |
| cargo run | build + バイナリ実行 |
| cargo check | コンパイル確認のみ(バイナリ生成なし) |
-
Cargo は
target/debugディレクトリに格納する -
Cargo を使用する利点は、どのOSで作業していてもコマンドが同じであること
リリースに向けたビルド
cargo build --release
プロジェクトがリリースできるようになったら、上記コマンドを使用し、最適化した状態でコンパイルを行います。
このコマンドは実行ファイルを、target/debug ではなく、target/release に作成します。
--release をつけると実行速度が速くなる代わりに、ビルドに時間がかかります。
ベンチマークや本番用に使います。
さいごに
ここまでで読んでいただきありがとうございます。
プロジェクトの作成から実行まで一通りできるようになりました![]()
次回は、main.rs を題材に Rust の基本的な文法ルールを見ていきます。
参考サイト



