#Splunkでいろんな地図を利用したい
Splunk上で地図にデータをプロットしてる方もしてない方も、いろんな地図が使えたほうが何かとモチベーションが上がるのでは、とうことで、自分のモチベーションを上げるためにメモを残しておきます。
Splunkで利用可能な地図はopenlayers(https://openlayers.org/ )のxyzが使える感じがするので、xyzに対応するタイルを探してみました。
デフォルトだと、↑のようなSplunkタイルが利用できますが、対応しているZoomlevelも7くらいまでなので、世界全体、国地域くらいの表示で使うものだと理解しています。
上のスクリーンショット中のURLに他の地図のタイルURLを入れることで利用する地図を切り替えることができます。
地図の切り替えを行う前に、プロットするデータを準備します。(特に無くても切り替えられるけど、プロットするものがあったほうがいいなーという個人的な気の持ち様です)
今回サンプルで使うデータは以下のcsvです。むかーしむかしのSplunkが日本にあるのかないのか位の頃から、いま(2019年12月)のSplunkの事務所の場所の緯度経度情報です。
loc,lat,lon
1,35.261218, 139.161547
2,35.258399, 139.167231
3,35.678657, 139.770860
4,35.682865, 139.764265
5,35.681177, 139.764129
6,35.686936, 139.762776
これをlookupファイル(ファイル名は'splunkjp.csv')としてlookupへアップロードして以下のサーチを実行して、地図表示にしたら準備OKです。
| inputlookup splunkjp.csv
| geostats maxzoomlevel=18 count
その他、ご自身がお持ちの位置情報でも大丈夫ですので、やってみてください。
geostats コマンドの詳細は以下を参照してください。
では以下、いくつかタイルをみてみましょ。
###1. OpenStreetMap
http://{s}.tile.openstreetmap.org/{z}/{x}/{y}.png
これは、すでにタイルのプリセット設定としてはいっているので迷わず設定できるかと思います。
###2. 国土地理院
https://cyberjapandata.gsi.go.jp/xyz/pale/{z}/{x}/{y}.png
以下の国土地理院のタイル一覧から、淡色地図をピックアップしてみました。
https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html
###3. エコリス地図タイル
https://map.ecoris.info/tiles/vege/{z}/{x}/{y}.png
「エコリス地図タイル」は、自然環境に関するさまざまなデータを地図タイル形式で配信するサービスです。地図タイルは、広域かつ詳細なデータをブラウザなどで簡単に見ることができます。
###4.Google Map
http://mt3.google.com/vt/lyrs=m@114&z={z}&x={x}&y={y}
おなじみGoogleMapです。
http://mt3.google.com/vt/lyrs=s,h&z={z}&x={x}&y={y}
こちらもGoogle Mapからです。
###5. タイルサーバがあればいいのか?
そうなんです、もし自分のタイルサーバがあれば、そのURLを指定すれば地図をSplunkに埋め込むことができます。特に、タイルデータを取得する際には、サーバへの通信が必要になりますが、ネットワーク通信範囲に制限があるような環境で、どうしてもSplunkで地図を使いたい場合には、タイルサーバを構築することになると思います。
###まとめ
- Openlayersのxyzタイルを使ってSplunkで利用する地図を切り替えることができる。
- 独自タイルサーバがあれば、ネットワークの内側から地図を利用することはできる。
###最後に
地図を使ったダッシュボードにはXML内に出典情報も記載しておきましょう。
<map>
...
<option name="mapping.tileLayer.attribution">Map data (c) マップのソースを記載</option>
...
</map>
Happy Splunking ♪