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【AWS】OpenVPNサーバーをPrivate Subnetに配置し、NATとALBとNLBで全体構成を試みました

Last updated at Posted at 2023-06-06

前書

OpenVPNサーバーをPublic Subnet配置し、そして直接Public IPを経由することで、接続するのが一般的なやり方だと考えられます。
ただし、本番環境では、Public IPを安易に公開することは、みなさんは控えたいですよね。
そこで、OpenVPNサーバーをPrivate Subentに配置し、つまりPublic IPを持たせず、ALBを前に置いておき、そしてNLB経由で実際クライアント側と接続することを考えました。

構成図

簡単に構成図を書きました。

  1. user -> ALB のアクセスは、HTTPS通信です。ただし、/admin/パスに対してはIP制御をかけています。
  2. NLB -> User のアクセスは、UDP1194とTCP443を経由しています。
  3. ACMとRoute53を用いて、ALBとNLBにSSL証明書の発行とドメインの関連付けをします。

vpn.png

1.OpenVPNサーバーの構築

詳細OpenVPNの構築手順はここで省きますが、以下公式ドキュメントをご覧ください。

ちなみに私はAmazonLinux2を使って構築していました。
なお、EC2用のセキュリティグループは以下のように設定します。
截屏2023-06-06 12.14.54.png

2.ACMでSSL証明書をリクエスト(Route53にドメインがあることが前提)

今回ALBで利用するSSL証明書をvpn-alb-01.xxxxxxxにして、作成しました。
截屏2023-06-04 0.38.19.png

NLB用のSSL証明書をvpn-nlb-01.xxxxxxxにして、リクエストする
截屏2023-06-04 0.46.04.png

証明書をリクエスト成功したら、それぞれRoute53にレコードの追加を忘れずに行うこと。
截屏2023-06-06 10.22.05.png

3. ALBを作成する

まずALB用のセキュリティグループを作成する
HTTPS 443 を開放する
截屏2023-06-06 10.28.00.png

ALBのバックエンドとしてOpenVPNサーバーがALBのターゲットとなるため、ターゲットグループを作成し、OpenVPNサーバーをターゲットに入れてください。
なお、Health CheckはHTTPSの443ポートです。
截屏2023-06-04 0.49.28.png

インターネット向けのALBを作成します。
截屏2023-06-06 11.22.39.png

リスナーをHTTPSにし、上記作成したtarget groupを選択します。
截屏2023-06-06 11.30.59.png

ACMからALB用のSSL証明書を選択の上、作成します。
截屏2023-06-06 11.32.39.png

4.ALB用のドメインレコードをRoute53で作成

ALBが作成されたら、DNS名をRoute53のドメインにCNAMEとして追加すること
截屏2023-06-04 0.48.16.png

5.NLBを作成する

NLB用のターゲットグループを2つ作成します。

  • TCP 443ポートのTarget Group
  • UDP 1194ポートのTarget Group。なおここのヘルスチェックポートを22番ポートに変更すること
    截屏2023-06-06 11.43.36.png

インターネット向けのNLBを作成します。
截屏2023-06-06 11.39.36.png

上記2ターゲットグループを選択します。
截屏2023-06-06 11.45.57.png

6.ALB用のドメインレコードをRoute53で作成

NLBが作成されたら、DNS名をRoute53のドメインにCNAMEとして追加すること
截屏2023-06-06 11.47.43.png

7.ALBの/admin/パスに対するIP制御

パス/admin/へのアクセスは、特定のIPしかできないように絞ること。
なぜそうするかというと、パス/admin/には、OpenVPNの管理画面であり、それをIP絞ってのアクセスとする。
設定方法はリスナーに以下のルールを設定すれば良いです。
截屏2023-06-06 11.55.21.png

8.OpenVPNサーバーの設定

ALBのドメインに対する接続します。
截屏2023-06-06 12.02.17.png

ログインできたら、「Go to Admin Panel」を押下します。
截屏2023-06-06 12.03.59.png

管理画面が入れたら、「CONFIGURATION」->「NETWORK SETTINGS」->「Hostname or IP Address」に、NLBのドメインURLを入れ替えてください
截屏2023-06-06 12.06.26.png

なお、テストとして、あらかじめALBのリスナールールの/admin/パスに定義していないIPからアクセスすると、403エラーが確認できました。
IMG_52AB40B15F47-1.jpeg

9.VPN接続確認

「OpenVPN Connect」ツールから、ALBのドメインURLを入れてください
截屏2023-06-06 12.07.55.png

ログインIDとPWを入力の上、無事に接続できました。
截屏2023-06-06 12.10.07.png

本記事はどなたの参考になれば嬉しいです。

参考

以下の記事を参考しました。

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