iOS 26 へのメジャーアップデート対応で得た知見のまとめ
こんにちは。普段は業務で iOS アプリ開発を担当しているエンジニアです。
先日、アプリを iOS26/Xcode26 環境へアップデートした際に対応した内容と、その過程で得られた知見をまとめました。
毎年の恒例行事とはいえ、メジャーアップデートのたびに出てくるSDK変更・ビルド環境依存の不具合・技術的負債の露呈などに悩む方の参考になれば幸いです。
🔧 対応内容一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ✅ SDKのアップデート対応 | iOS26/Xcode26 でのビルドエラー・非推奨API修正 |
| 🧩 ビルド版での不具合修正 | Releaseビルドでのみ発生するクラッシュ・挙動差を調査・修正 |
| 🎯 ターゲットDeploymentアップ | iOS 15 → iOS 17 に引き上げ(サポート範囲再検討) |
| 🧱 SceneDelegateへの移行 | 古いAppDelegateベースからSceneDelegate構成へリファクタリング |
| 💎 Liquid Glass対応 | 今回は既存のUIを維持 |
| 🧹 技術的負債の解消 | 古いライブラリ・非推奨構文・命名規則の整理・Swift Package化・Warning解消 |
1️⃣ SDKアップデート対応
開発しているアプリによっては接続先ハードウェアのSDKなど多様なものがあると思います、SDKの最新OS対応向けアップデートをこのタイミングで行いました。
2️⃣ Xcodeビルド版での不具合修正
最新のXcodeでビルドしたReleaseビルドアプリをテストし不具合があればこのタイミングで修正しました。
3️⃣ Minimum deployment targetの引き上げ
アプリがインストール可能なOSの変更です
サポート範囲を見直し、iOS 15 → iOS 17 へ引き上げました。
SDKのバージョンアップや既存コードが最新OSではdeprecatedになったりで
Deploymentバージョンを見直す必要があると思います。
Minimum deployment targetの変更はこれまで使用していたユーザが使えなくなる!
みたいな直接的な影響が大きいので検討は慎重にする必要がありますね
4️⃣ SceneDelegateへの移行
旧構成では AppDelegate のみで画面管理していましたが、
WWDC2025の中で次のメジャーアップデートまでにSceneDelegateベースへの移行が必須要件になったため、SceneDelegateベースへ移行しました。
対応ステップ
-
SceneDelegate.swiftを追加 -
Info.plistにApplication Scene Manifestを追加 -
AppDelegateのUI関連処理をSceneDelegateに移動
5️⃣ Liquid Glass対応
Liquid Glassへの移行は次のメジャーアップデートまではLiquid Glassを非対応とする設定が可能なため
今回は無効化の設定のみです
<key>UIDesignRequiresCompatibility</key>
<true/>
6️⃣ 技術的負債の解消
アップデートのタイミングで、長年放置していた小さな負債も整理。
実施内容
- 手動依存ライブラリを Swift Package Manager に移行
- ファイル名・クラス名の命名統一
- 放置していたWarinig対応
🧠 まとめ
iOS メジャーアップデート対応では、単なるSDK更新ではなく「保守性の再設計のチャンス」として捉えるのが大事だと感じました。
💬 さいごに
毎年のWWDC後は「どうせSDK更新くらいでしょ」と思いがちですが、
実際に現場で手を動かすと、数年前の設計や依存のひずみが必ず出てきます。
アップデート対応は、アプリの“定期健康診断”として考えるのがおすすめです。
今後は Swift 6 / Swift Concurrency 対応 や Apple Intelligence連携 に備えた改善も進めていく予定です。
もし同様の対応をされた方がいれば、コメントでノウハウを共有し合えたら嬉しいです!💬
📎 参考