Ansible集中型RHCAへの道 〜May the Ansible be with you〜
こんにちは!皆さんはRHCA(Red Hat Certified Architect)をご存知でしょうか?
RHCE(Red Hat Certified Engineer)の最上位資格であり、これを手にすると「できるエンジニア」として一目置かれる存在になります。
しかし、その道は決して平坦ではありません。RHCAを取得するには、RHCSAとRHCEに加えて、さらに5つの認定試験にパスしなければならないのです。
でも、ちょっと待ってください。
実はこの5つ、Ansible関連の試験でほぼ固めることができるのです!
これから、Ansibleに集中してRHCAを目指す戦略と試験のポイントをご紹介します。
「Do or do not, there is no try.(やるかやらないかだ。試しなどない。)」
RHCAとは? 〜RHCEだけじゃ物足りないあなたへ〜
RHCAは、Red Hat社が提供する最上位資格です。
- RHCSA/RHCEを取得していることが前提条件
- 5つの認定試験に合格することで認定される
「え、5つも試験受けなきゃいけないの?」と驚かれたあなた。
大丈夫です、この記事を最後まで読めば、Ansibleに愛されながらRHCAを目指せる道が見えてきます!
「Don't think, feel.(考えるな、感じろ)」
Ansible集中型RHCAが可能な理由
RHCAで選べる試験は多岐にわたりますが、実はAnsible関連試験だけで5つを揃えることができるのです。
アンシブラーなら、この道を選ばない手はありません。
それでは、Ansible集中型RHCAで受けるべき試験を見ていきましょう!
「Our meeting was not a coincidence. Nothing happens by accident.(出会いは偶然じゃない。すべて運命なのです。)」
1. EX374 - Developing Automation with Ansible Automation Platform
試験概要:
Ansible Automation Platform(AAP)を使った自動化開発のスキルを証明する試験です。
EX374は、Git管理、インベントリー・タスク管理、実行環境およびコンテンツコレクションの操作に加え、Automation Controllerを活用してPlaybookを実行するスキルを評価します。外部データやフィルタの活用、タスク委任、動的インベントリー管理が含まれます。
RHCEでは、Ansibleの全般的な基礎操作を学びますが、これは次のレベルといった感じです。ちなみに、この試験の以前の名称は「Advanced Automation」でした。
「There's always a bigger fish.(上には上がいる)」
2. EX467 - Managing Automation with Ansible Automation Platform
試験概要:
Ansible Automation Platform、Automation Controller、およびPrivate Automation Hubのインストール・構成・管理を行うスキルを証明します。
インベントリー管理、API活用、自動化メッシュの設定、コンテンツおよびバックアップ管理などの高度なタスクを実行します。
「I am one with the Ansible, and the Ansible is with me.」
3. EX457 - Ansible Network Automation
試験概要:
ネットワークデバイスの自動化スキルを証明します。Ansible Playbookの作成・実行、Git管理、ロールやコレクションを通じて構成管理やバックアップを自動化する能力が求められます。
クラウドやオンプレミス問わず、ネットワーク機器の設定や検証を効率化し、信頼性を向上させる自動化が重要になります。
「Fear is the path to the dark side.(恐れはダークサイドに通じる。)」
4. EX417 - Microsoft Windows Automation with Ansible
試験概要:
VSCode と Git を連携し、Windows環境の自動化管理を行うスキルを証明します。
インベントリーおよび資格情報管理、ホストグループ管理、Windowsホストのタスク自動化、Active Directory管理、ソフトウェアインストールの自動化、ファイル操作など、Windows環境の効率化を実現する能力が問われます。
「Mmm, always two there are. Windows and Linux. No more, no less. A master and an apprentice.」
5. EX188 - Containers
試験概要:
Podmanを使用してコンテナイメージの作成・管理・運用を行うスキルが求められます。
Containerfileの命令(FROM, RUN, COPY, ENV など)の理解、コンテナのライフサイクル管理、マルチコンテナアプリケーションの実行、環境変数やシークレットの操作、トラブルシューティングを含むコンテナ技術全般の運用能力が問われます。
「ん?これはAnsible関係ないのでは?」と思った方、鋭いですね。
しかし、AAP(Ansible Automation Platform)では、実行環境としてコンテナイメージを活用します。また、Ansible Builderでは、カスタムイメージの作成も行うため、この知識は必須です!
コンテナとAnsible、どちらも押さえておけば鬼に金棒ですね。
「But you can't stop the change, any more than you can stop the suns from setting.(変化は止められない。夕日が沈むのを止められないように。)」
まとめ 〜Ansibleを極め、RHCAを手にしよう〜
RHCAはLinuxエンジニアとしての最高峰資格です。そしてAnsibleに特化すれば、その道のりは驚くほど楽しく、効率的になります。
これでスカイネットよりもすごい自動化が可能なら、ジャッジメントデーは阻止できそうですね!
「Ansibleを極める=RHCAを手にする」
このシンプルな戦略を手に、あなたもAnsibleに愛されるRHCAエンジニアを目指しましょう!
May the Ansible be with you!