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先日、大阪府門真市にあるパナソニックミュージアム 松下幸之助歴史館へいってきました。
展示を見ながら「めっちゃアジャイル!」という気づきがあったので共有します!

松下幸之助の「七精神」とは?

タイトルにある「七精神」はその名の通り、七つの精神(行動指針)のことです。
毎週、私が所属するチームのミーティングでは、この「七精神」を読み上げしています。

松下幸之助は、人の成長が事業の成長につながると考え、1933年「遵奉すべき五精神」を制定、「産業報国」「公明正大」「和親一致」「力闘向上」「礼節謙譲」の5つの行動指針を毎朝の朝会で唱和しました。
1937年に「順応同化」「感謝報恩」の2つが追加され、現在では「私たちの遵奉すべき精神(七精神)」として、パナソニック経営基本方針になっています。

パナソニックミュージアムには、資料として制定当時の朝会の風景や、「遵奉すべき五精神」の展示もあり、1933年に始まった行動指針の読み上げが、今も実践され続けていることに、感慨深さを感じました。

ちなみに私のお気に入りの精神は「和親一致」と「順応同化」です。

スクラムの「5つの価値基準」とは?

スクラムガイドには、「スクラムが成功するかどうかは次の5つの価値基準を実践できるかどうかにかかっている」と記載があります。
つまり、行動指針。

この5つは「確約 (Commitment)」「勇気 (Courage)」「尊敬 (Respect)」「公開 (Openness)」「集中 (Focus)」で、それぞれ

5つの価値基準 内容
確約 (Commitment) スクラムチームは、ゴールを達成するために全力を尽くし、お互いにサポートすることを確約する
勇気 (Courage) スクラムチームのメンバーは、正しいことをする勇気や困難な問題に取り組む勇気を持つ
尊敬 (Respect) スクラムチームのメンバーは、お互いに能⼒のある独⽴した個⼈として尊敬し、⼀緒に働く⼈たちからも同じように尊敬される
公開 (Openness) スクラムチームとステークホルダーは、作業や課題を公開する
集中 (Focus) スクラムチームは、ゴールに向けて可能な限り進捗できるように、スプリントの作業に集中する

と、記載されています。

私もスクラムで改善活動をしていますが、この実践はなかなか難しいし、意識しないと忘れてしまうので、うちのスクラムマスターによく怒られています(笑):joy:

「七精神」と「5つの価値基準」の共通点

初めてスクラムの5つの価値基準を学んだとき、「あれ?なんか既視感があるぞ?」と思ったのを覚えていて、改めてマッピングしてみると、「七精神」と「5つの価値基準」って親和性が高いなと感じました。

七精神  一言でいうと 5つの価値基準
産業報国  社会に貢献するという使命を自覚し、仕事をしよう 確約
公明正大  誠実に、公平でオープンでいよう 公開
和親一致  多様な意見や個性を認めチームワークを高めよう 尊敬
力闘向上  つねに努力し、研鑽し続けよう 集中、確約
礼節謙譲  礼儀を重んじ、謙虚な心で相手を尊重しよう 尊敬
順応同化  変化に柔軟に対応しよう 集中、確約
感謝報恩  ありがとうの気持ちを大切に、恩に報いる 尊敬、勇気

上記はあくまで個人の解釈なので、ぜひ、「こんな解釈もできるよ!」という意見があればコメントくださるとうれしいです:grinning:

まとめ

ここでは割愛しますが、これ以外にも色々と「松下幸之助めっちゃアジャイルしてる!」と思う気づきがたくさんありました。
ぜひ、ご興味があればパナソニックミュージアムへ足をお運びください!

最後までお読みいただきありがとうございました!!!
やるぞ!やるぞ!やるぞ!

参考サイト

  1. パナソニックミュージアム 松下幸之助歴史館
  2. パナソニック経営基本方針
  3. スクラムガイド
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