DVD FlickでDVDを作ると、動画の最初と最後がカクつく
DVD Flickは便利だ。無料でDVDのオーサリングができて、メニュー付きのDVDが作れる。
ただしどういうわけか、結婚式用のDVDを作っていたら、動画の最初と最後がカクつくというか、再生がゆっくりになるような現象が起きてしまった。
解決策
DVD Flick内の動画変換(エンコード)機能を使用するとこの現象が発生するように見えている。
よって別ソフト(Adobe Premiere Pro)で動画変換を行い、DVD Flickはあくまでオーサリング(メニュー作成とフォルダ構築)の用途に絞ることで、正常に再生できるDVDのイメージファイルを作成することができた。
用意するもの
Adobe Premiere Pro
DVD Flick
ImgBurn
Premiere Proの手順
この手順を踏むことで、DVD Flick側の動画変換機能を迂回することができる
- 動画ファイルを用意する。(Powerpointから書き出した動画ファイルは別要因でカクつく恐れがあるので、こちらの記事に従って29.97fpsに変換すること)
- 新規シーケンスの作成で、DSLR 30fpsを作成する
- 作成したシーケンスに手順1の動画ファイルを貼り付ける
- 「書き出し」タブ → 形式「MPEG2-DVD」
- 「ビデオ」 → 「フィールドオーダー」を「プログレッシブ」に変更(式場にあるレベルのDVDプレーヤーならプログレッシブに対応してるはず。画質が綺麗。)
- 同じく「ビデオ」 → 「縦横比」を「ワイドスクリーン 16:9」に変更(縦長で書き出して、DVD Flickでもとに戻します)
- 「マルチプレクサー」→「基本設定」→「マルチプレクス」を「DVD」に変更 (映像と音を同一ファイルで書き出します)
- 書き出し
DVD Flickの手順
- 起動
- 画面上部「Project Settings」→ 「Video」タブ → 「Advanced」ボタン → 「Copy MPEG-2 streams」のチェクを入れる → 「Accept」
- 「Burning」タブ → 「Burn project to disc」にチェックを入れる → Accept
- 前章で書き出した動画ファイルをドラッグ&ドロップ
- 追加されたトラックをダブルクリック
- 「General」タブ → 「Target aspect ratio」を 「Widescreesn (16:9)」に変更
- 「Video sources」タブ → 「pixcel aspect ratio」を 「16:9」 に変更
- 「Accept」をクリック
- (メニューを追加する場合)画面上部 「Menu Settings」でお好きなメニューを選択
- 画面下部の書き出し先フォルダを指定
- 画面上部の「Create DVD」をクリック
ImgBurnの手順
- 起動する
- 「Write image file to disc」をクリック
- 「Source」→ 「Browse for a file」(フォルダに虫眼鏡アイコン) → DVD Flickで作成したISOファイルを選択
- 左下の書き込み開始ボタン
終わりに
上記手順を踏むことで、冒頭と最後のカクつきが解消されたDVDが出来上がるはずである。