2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Googleが発表したAI統合開発環境「Google Antigravity」を使って研究室紹介のwebサイトを30分で作ってみた話

2
Posted at

はじめに

こんにちは、学生エンジニアの @huyunoki です。

この度、研究室に後輩の見学者が来ることになり、「一瞬で目を引く、すごい資料」を作って可愛い子をいっぱい引き込もう計画が始まりました。そこで目をつけたのが巷で話題のAI統合開発環境「Google Antigravity」です。

今回はこの最新ツールを使って研究室の紹介Webサイトを約30分で完成させ、デプロイまで完了させた体験をご紹介します。開発の常識を変えるAIツールの可能性をぜひ感じてください。

Google Antigravity とは?

Antigravityは、大規模言語モデル「Gemini 3 Pro」を統合した次世代の開発環境です。

1. 選択可能な強力なAIモデル

Antigravityはタスクの難易度やコストに応じて、使用する基盤モデルを切り替えられる柔軟性を持っています。

  • Gemini 3 Pro (High/Low)
  • Claude Sonnet 4.5
  • Claude Opus 4.5 (Thinking)
  • GPT-OSS 120B

2. 開発の鍵となる会話モード

Antigravityの体験を決定づけるのが、以下の2つの会話モードです。タスクに応じて適切なモードを選択することでAIの挙動を最適化できます。

モード名 説明 (画像より抜粋) 目的
Planning エージェントはタスク実行前に計画を立てます。詳細なリサーチ、複雑なタスク、共同作業に利用します。 複雑なタスクの失敗を防ぐ
Fast エージェントはタスクを直接実行します。素早く完了できる単純なタスクに利用します。 単純なタスクを高速化する

3. 開発環境のメリット

Antigravity最大の利点は、既存の環境にシームレスに統合されている点です。

  • UI/操作性: みんなが使っている VS CodeのUIをそのまま利用可能。新しいツールの操作方法を覚える必要がありません。
  • 拡張性: VS Codeの豊富な拡張機能もそのまま使えるため、既存のワークフローを崩さずにAIを導入できます。

Antigravityの評価:メリットと制限

実際に研究室サイトを作成してみて感じた、ツールのメリットと制限(デメリット)をまとめました。

種類 メリット 制限・デメリット
プランニング Gemini 3 Proが要件定義から担当(Task/Plan/Walkthrough/Review Changes)し、開発準備が圧倒的に早い。 (現状)Cursorや類似ツールと比較して、まだAPIリミットや利用制限が存在する。
開発/修正 要件定義完了後約5分でアプリの基本構成が完成し、開発速度が飛躍的に向上する。 生成コードにパスの誤りや多少のUI崩れが生じることがあり、手動での修正作業が必要。
レビュー 他のAIツールと異なり、指定したファイルや箇所、画像の切り取った個所だけのみを変更する機能があり、AIの出力に対してレビューが非常にしやすい。 特になし。これよすぎてやべぇよ
デプロイ GitHub Actionsなど、デプロイの詳細な手順書も自動で作成され、デプロイ作業までシームレスにサポートされる。

実践:30分で研究室サイトを構築したプロセス

実際に Antigravity を使って研究室サイトを構築した手順をご紹介します。

30分間のタイムテーブル

ステップ 所要時間 開発内容 Antigravityの貢献
Step 1 5分 要件定義と計画の策定 Planningモードによるドキュメント自動生成
Step 2 5分 サイトの初期コード生成 FastモードによるHTML/CSS/JSの即時作成
Step 3 15分 レビュー、UI・パスの修正 ピンポイントレビュー機能による手戻りの削減
Step 4 5分 デプロイ設定 GitHub Actions設定ファイルと手順書の自動出力
合計 30分 Webサイト公開完了

Step 1: Planning機能による要件定義(5分)

まずサイトの目的(研究室紹介、見学者向け情報)を自然言語で伝えると、Antigravityは内蔵のPlanning機能を起動しました。
Gemini 3 ProはTask (タスク)、Implementation Plan (実装計画)、Walkthrough (コード解説)、Review Changes (レビュー観点)といった詳細なドキュメントを一瞬で作成し、要件定義を完了させてくれました。このステップは、AIとの対話を含めてもわずか5分で完了しました。

Step 2: わずか5分でサイトの基本構成を生成

要件定義が完了するとAIはすぐに開発を開始。静的なコンテンツ中心のWebサイトだったため、AIによるコード生成は約5分で完了し、HTML/CSS/JSの基本構成が完成しました。

Step 3: レビュー機能による効率的な修正(15分)

生成されたコードは完璧ではありませんでしたが、基本構成はしっかりしていました。特にパスの指定間違いや一部のUIレイアウトの崩れを修正する必要がありました。
AIが出したコード全体ではなく、「このファイル、この行だけ」というピンポイントでレビュー・変更指示が出せるため、修正作業が非常にスムーズでした。この人間による確認とAIによる修正のサイクルに15分を費やしました。

Step 4: GitHub Actionsによるデプロイ支援(5分)

Webサイトが完成した後、静的コンテンツのためGitHub Actionsでデプロイをしようと考えました。その旨をAntigravityに伝えると、デプロイに必要な詳細な手順書を自動で出力してくれました。

その手順通りに進めるだけで、デプロイまで問題なく完了!このデプロイ設定作業も5分で終えることができました。

まとめ:開発の常識を変えるAIツールの可能性

Antigravityはまだリミット制限があるものの、簡単なWebサイトやプロトタイプを作成する上では圧倒的なスピードと効率を提供してくれました。

特に要件定義の自動化、そしてAIの生成物に対して人間が効率的にレビューできる機能はこれまでのAI開発ツールの中でも格段に使い勝手が良いものになってます。

開発者の皆さん、ぜひこの次世代のAI開発環境を体験しその凄さを感じてみてください!

2
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?