はじめに
ここでいうローカルインストールの想定としては、ネットワーク接続が制限されたサーバー(Linux)に、SSHなどで接続できる状態にあり、ネットワークに制限なく接続できるクライアントPC(Windows)でダウンロードなどを行う。
Python本体のインストール
公式サイトからお好みのバージョンのPythonをお好みのsource releaseでダウンロード。
https://www.python.org/downloads/
ダウンロードしたファイルをSCPでアップロード。
おなじみのconfigure, make, make installを行う。
各モジュールのインストール
各モジュールのダウンロード
仮想環境を作成
python -m venv (仮想環境名)
仮想環境を作成することで、現在の環境にインストールされているモジュールの影響を受けなくなります。
仮想環境を起動
(仮想環境名)/Scripts/activate
Windows環境での起動例
wheelを保存するフォルダを作成
mkdir -p wheels/(各モジュール名)
どのように保存するかは自由ですが、各モジュールごとに分けて保存したほうが便利だと思います。
各モジュールをダウンロード
python -m pip download -d (wheelを保存するフォルダ) (モジュール名)
各モジュールのインストール
SCPでwheelフォルダをサーバーにアップロードし、各モジュールに対し、以下を実行する。
python -m pip install --no-index --find-links=(wheelがあるディレクトリ) (モジュール名)