はじめに
みなさんこんにちは。
UiPath(ユーアイパス)1という RPA (Robotic Process Automation)の会社でプログラムマネージャーという謎の役割を担っていました(過去形)、「husui」と申します。
実は私、 業務側の人間 でして、主に有償サービス案件の社内でのプロセス管理や各プロジェクトの横断管理を行っていました。なので結構データ収集や集計など自動化できる業務が多い場所にいるんです。
一方人手も足りず「猫の手も借りたい→ロボの手も借りたい!」という思いから、自分自身またはメンバーと UiPath StudioやStudio X を使って簡単な自動化を行っていました。
今回はそんな業務側目線から、 毎日ワクワクしながらロボット実行できるTIPS を紹介したいと思います!
目次
・ロボットの実行ボタンを押すのが小さくて辛い…
・「スタートパッド」機能は?でも…
・ロボット実行をもっと楽しくワクワクしたい
・物理ボタンを導入してみる
・物理ボタンを設定してみる
・いざロボット実行だ!爆破!「ボチッ!」
・おすすめの物理ボタンたち
・おわりに
Assistantの実行ボタンを押すのが小さくて辛い…
苦労を経てメンバーと自部署業務自動化のロボットを作り上げ毎日実行をしているのですが、husui的にちょっとストレスだったことがあったんです。
それはこの☝上☝の画像中赤丸印内にある 「ロボット実行ボタン」 です。
これ、自分にとってめっちゃ小さく感じるんです
特にhusuiは、
- 解像度が高いモニターを使ってて、
- なおかつ視力が弱くておまけに乱視で、
- 若干右手が腱鞘炎気味
という状況なので、ボタンを「ポチッ」って押すのが何よりツライのです。
スカッと空振りした日にはもう一日の気分が台無しで体調不良(というか素行不良)の午後有休レベルなんです嘘。
「スタートパッド」機能は?でも…
ただ、UiPathをちょっとでもかじったことのある賢明な皆様であれば、こうおっしゃるかもしれません。
「なに馬鹿なことを言ってるんだ!
アシスタント右側の スタートパッドにピン留め すればいいじゃないか!」
実際私は他の方にそのようなアドバイスを頂きやってみたのですが…
コレジャナイ…
ルールに則ってロボット名(プロセス名)の接頭詞を統一しているので、 みんなほぼ同じ文字のボタンになってしまったのです。 パトラッシュ…僕はもう疲れたよ…(白目)
ロボット実行をもっと楽しくワクワクしたい!
しかしここで引き下がるわけには行きません。
こういう小さなストレスが、積もり積もって壁となり山となりいずれは己の身を滅ぼす巨大な鬼となってしまうのです!
お前はそんなことでくじけるのか?ロボットを使ってもっとワクワクしたかったんじゃないのかhusui!
集中しろ!呼吸を整え、もっとも精度が高い最後の型を繰り出せ!
と育手の言葉を思い出し、頭をぐるぐるさせていると…
あるYouTuberが配信用ガジェットとして、ショートカットキーボードを駆使している映像を思い出したのです。
これだっ!!!!
物理ボタンを導入してみる
というわけで、さっそくライブ配信用のショートカットキーボードや関連ガジェットを調査しました。
そして、機能性とデザイン性を兼ね備えたこちらのギアを、メルカリでゲットしたわけでございます。
YouTuberさんなどがライブ配信で使っているボタンガジェットの 「STREAM DECK」 です。
普通のキーボードのようなタッチではなく、 「ボチッ!」 っと思いっきり押し込むボタンタイプです。
物理ボタンを設定してみる
では早速ボタンにロボット実行機能を割り当ててみます。
といっても原理はシンプルで、
- ロボット実行にショートカットキーを設定し、
- 物理ボタンにそのショートカットキーを割り当て
ればそこで試合終了です。なんとも簡単!
さっそく実行したいロボットにショートカットキーを設定します。
アシスタント画面で実行したいロボットの「オートメーションの詳細を表示」をクリックします。
すると、☝上☝の画像の部分にショートカット設定欄が出てきました。
テキストボックスみたいなエリアにカーソルを置いて、
割り当てたいショートカットキーそのものを押します。
すると押したキーがテキストボックス上に反映されます。
忘れずに下にある「保存」ボタンを押しましょう。
次に物理キーであるSTREAM DECKの設定ソフトウェアを開きます。
ボタンを作って先程割り当てたショートカットキーをホットキーとして割り当てます。
もうこれで完了です!
ちなみにボタンは液晶なので、好きなアイコンに変えたり表示文字も変えることができます。
なのでロボットの内容によって自由自在にカスタマイズできます! 神かお前は!
いざロボット実行だ!爆破!「ボチッ!」
朝起きて、ご飯を食べて、身支度をして、自分の端末を起動して…
(アシスタントはスタートアップで自動起動するようにしている)
そしてマウスやキーボードに触れることなく、
お目当ての実行したいロボの物理ボタンを「ボチッ!」と押すだけ…すると…
なんということでしょう!
爆破…ではなくロボットが動き出して、
各種システムからのデータ収集をhusuiの代わりにやってくれるではありませんか!
そしてその様子を眺めながらコーヒーを飲むhusui… なんと優雅。エクセレント!
調子に乗りましたすいません。
でもみなさんも やりたくなってきたんじゃないでしょうか?
おすすめの物理ボタンたち
最後にhusuiがおすすめするショートカットキーガジェットをちょっとだけ紹介したいと思います。
アフィリエイトはありません。
☝こちら☝は先ほど紹介した「STREAM DECK」のメーカーである「Elgato」さんのページです。
husuiが使った6ボタン以外にももっと大きいモデルやツマミがついたものまであります。
それ以外にもいろんなガジェットがあって見ていてワクワクします。
こちらは偶然ふるさと納税サイトで見つけたのですが、長野県にある「長野テクノトロン」という会社さんの「お気に入りキーボードPro」というカスタマイズ専用キーボードです。STREAM DECKはちょっと高いなーという方はこちらもアリかもですね。私はもちろん持ってますよ。
おわりに
以上 「【気分は自爆スイッチ】UiPathのロボットを物理ボタンで実行したい!」 でした。
こんなくだらない記事を最後まで読んでいただき本当に感謝でございます。
日頃の業務の取り組み方をほんのちょっとだけ遊びや面白みをプラスすることで、
私たちは仕事へのモチベーションをぐっと上げることができると思い、
今回この記事を書かせていただきました。
業務側に近い人間なのであまりテッキーなことは書けず申し訳ないのですが、
今後また時間があれば、UiPathロボットに関連するスキマ記事をコツコツ書いていきたいと思います。
ではまた。