はじめに
どうも、husuiです。
UiPath(ユーアイパス)1というRPA2の会社で、若干業務よりの人として働いていました。
今回も私見的RPA展開メソドロジー
というかポエム
の続きです。
そして今回なんとこのお題で 10記事目です!! 888888888
でも特別なことは何もありません…
全然体系立てておらず、自分の思考整理も兼ねて書いています。
一通り書き終わった後で全体を俯瞰して体系立ててみたいと思います。
ちなみに前回の記事はこちらです。
注意
本記事はあくまで個人的見解を元とした内容となっております。所属団体の公式見解ではございませんのでご了承くださいね!
あらすじ
長くなってきたので今後毎回あらすじをいれていきましょう。
- 現場業務担当者が「怒り」ベースでRPAツールを使い始める
=初めから自発的な「勇者」がいる=ボトムアップ- こちらの話はいったんお休み中…
- 王様レベル又は間接部門が「命令」ベースでRPAツールを展開する
=初めから自発的な「勇者」がいない=トップダウン- 「勇者」を探す為、いろんなチャネルや方法を駆使してタッチポイントを増やす
- その活動の中で観察・探索を行い「種まき」をすると同時に「勇者」候補を見つける
-
「勇者」候補を守るための事前準備をする
【←前回】
- 「勇者」候補と非公式活動をスタートする
前回は非公式活動をスムーズに進行させるための事前準備を行いました。
今回は「勇者」候補たちとどう非公式な活動をしていくか?という部分になります。
「勇者」プロデュースは焚き火に似てる?
間接管理部門として、業務現場で見つけてきたタレントの卵たちを本物の「勇者」にプロデュースしないといけません。
彼らには他の業務担当者と比べて「想い」がある人たちなのでその種火
が消えないように、逆に燃え上がるような炎にしないといけません。
これって、焚き火(キャンプファイヤー)に似てません?
私よくキャンプで焚き火をするんです。
ちなみに焚き火に必要なものはこんな感じです。
- 焚火台
- 火バサミ(炭や薪をつかむトング)
- 着火剤(または松や松ぼっくり)
- ライター
- 焚き付け用の小枝やフェザースティック
- 薪
- 空気
- 【あれば】焚き火シート(芝とかの地面が熱で焼けないように)
- 【あれば】火吹き棒(火に空気を送り込む)
- 【あれば】風防(焚き火を風から守る)
そして焚き火の基本は以下です。
- 空気の触れる表面積が広くなるように薪を組む
- 空気の通り道を常に意識して薪を組む
- 薪と薪が交差する部分が一番燃える
- 薪にも種類があることを認識する(広葉樹/針葉樹)
- やたらと薪を引っ掻き回さない、待つ
- ほったらかさない、常に火や薪の面倒を見る(くべなおす)
- 何よりも火を育てる気持ちが大事
ちょっとこれを脳内変換してみましょう。
焚き火を脳内変換してみる
焚火台
まず 焚火台 です。これは非公式な活動を行う 「場」 になります。
大きいものから小さいものまで様々なサイズや種類があります。
全社規模だったら大勢で炎を囲むキャンプファイヤーみたいにできますが、
今はまだ非公式で小規模なので小さい焚火台で活動するしかありません。
「場」は間接管理部門側である程度用意しないといけません。
事前準備の時にたてた「大義名分」
の強さで焚火台の材質が決まり、
定期的な情報交換やタッチポイントの数などコミュニケーションルールが確立されているほど焚火台の構造はしっかりしたものになります。
薪
次は 薪 です。これは 「勇者」候補 ですよね。
- 薪には種類があって広葉樹は火がつきにくいけど長く燃える。
- 針葉樹は火はつきやすいけど燃え尽きが早い。
人にも同じような特性がありますよね。
また、薪は一つだけだとなかなか炎は上がりませんが、
他の薪と交差してくべると炎があがりやすくなります。
なので△(三角形)や□(四角、井桁)の形に薪をくべるのはそのためです。
人も同じで他の人とコラボすることによって触発され、心に火がつくことがありますよね。
空気
次に 空気 。これは「勇者」候補たちにとっての 「情報」 です。
RPAツール製品自体の最新情報とか、他社の事例情報とか、コミュニティの情報とか、業務改善界隈の最新情報とか、社内の反応とかいろいろです。
薪(「勇者」候補たち)には多くの空気(情報)に触れさせるようなくべ方(体制)や空気の通り道(コミュニケーション)を用意しておく必要があります。
そして新鮮な空気(鮮度が高い情報)である必要があります。
火バサミ
その空気(情報)の通り道を作ってあげるための道具が 火バサミ です。
これは 間接管理部門側の「手」 になります。
薪(「勇者」候補たち)をくべなおして体制を少しリフレッシュさせることで空気(情報)の通り道を再構築したり、
薪(「勇者」候補たち)のくべ方を変えて着火箇所を増やしたりします。
しかしあまり火バサミで引っ掻き回すと炎が小さくなってしまうので、程々にする必要があります。
でもほったらかしにするのではなく、常に薪の状態や炎の状態をしっかりと観察しておく必要があります。
焚き付け用の小枝
次に焚き付け用の 小枝もしくは細い薪 です。
これはRPAツール展開をするための初期の 「小さな成功体験」を積み重ねるための「ネタ」 です。
これがないと薪になかなか着火してくれません。
一番最初の業務改善のハードルが高いとすぐに「勇者」候補たちは挫折してしまいます。
一度挫折してしまうとなかなか復帰するのは難しいです。
初期は極力挫折を発生させないようにハードルの低いネタからコツコツと進めて、「小さな成功体験」
を積み重ねるべきです。
小さなことからコツコツと!3
ライターや着火剤
そして ライターや着火剤。
これは RPAツールベンダーや外部経験者(そんなのいるのか?)によるサンプル作成とかハンズオンとかのレクチャー に値すると思います。
なのでこれを使う部分は焚き火の最初だけです。
すでに炎が大きく燃え続けている時は特に出番はありません。
ただ、新機能や新製品が登場し、炎がそこまで燃え広がっていない場合は、再度使用する可能性はありそうですね。
「勇者」育成で気をつけておきたいこと
ほら!なんかキレイに「勇者」育成と「焚き火」が同じになりましたよね?
というか「勇者」育成に限らずこれは 人材育成全般にも同じことが言えます。
あー、趣味のキャンプで焚き火経験しておいてよかった!
ただ、焚き火に例えただけで満足してはいけません。なんかとっ散らかっちゃっている気がします。
なので、間接管理部門として気をつけないといけないポイントをちょっと整理してみると、
- RPAツール製品の情報を見やすい探しやすい場所に展開する!
- RPAツールベンダーと仲良くなっておく!
- 挫折させないためにハードルの低いネタにたくさん取り組む!
- 状況確認のために「勇者」候補とのコミュニケーションの場を定期的に設ける!
- 孤立させないために他の「勇者」候補同志の情報交換の場も定期的に設ける!
- 「勇者」候補たちに丸投げしない(ほったらかさない)!
といったところでしょうか。なんかまだある気もしますが。
次回に続きます
というわけで今回はここまでにします。
でもこれではまだまだヌルい!!
「勇者」候補を見つけて彼らに取り組んでもらうのを観察したり管理しているだけじゃあダメなんです。ほかにもタレントのマネージャーはもっといろんなことをしないといけないんです。
それについて次回書いてみようと思います。
次回お楽しみに。
まだ視野が狭くレベルが低い私見なので、ぜひ皆様からのアドバイスコメントよろしくお願いいたします。
ディスられると凹むのでお手柔らかにお願いします…
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Robotic Process Automationの略です。 ↩
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西川きよし「小さなことからコツコツと」 https://www.amazon.co.jp/dp/4163916741 ↩