みずほがまたやらかしたらしい、営業店の端末が使えなくなるという大問題。
発表を信じるならハードウェア障害で、そんな重要なものにバックアップ機器を用意していないはずがないので、つまりは「切り替えがうまくいかなかった」ということらしい
これだけなら影響を別として普通の障害なのだが、なんとなく根が深そうなのが、みずほ信託銀行でも同様の障害が起こっていたことが「あとから」わかったこと。つまり、営業店とホストコンピュータをつなぐ装置がみずほ銀行とみずほ信託銀行で「共用」されていたに違いないということである。
セキュリティ上それでいいのか!というのは措いておこう。
私の良くないくせだが「作っている人がまともと仮定して」どうしてこうなったか「理解できる」理由を考えたりする。
たぶんだよ。みずほ銀行勘定系のシステム、MINORIの「成功」に気を良くして「同じシステムを系列の銀行にも導入しよう」と考えた。というわけで移植したんじゃないかしら。
(似たような移植のためにドキュメント作成支援プログラムつくった。
https://www.youtube.com/watch?v=CT99u1aQL3Q
MS-Excelでつくったジョブフロー、図形のテキストとして書き込んだものをちょこちょこっと修正することあるでよ。もれなく簡単に修正するにはどうすればよいか。)
そのとき今回問題を起こした営業点とホストコンピュータをつなぐ装置を「共用」したんじゃないかな。あるいはもっとありそうだけど「もともと銀行用に用意した2台、現用系と待機系、待機系を遊ばせているのは勿体ないと経費削減、信託銀行用に流用。ハードエラー時は両方の処理を片方に寄せておこなうように設計し実装した(つもり)。
あれ、あたし仮定の話でもこんな非現実的なこと考える性格だったかな。設計も相当きついが、切り替えテストが絶望的にきついぞ。最初からそんなふうに設計しているならともかく、成功裏におわったMINORIって、「成功」後、まちがいなく数多くのシステム技術者を路頭に迷わせリリースしているよね。そんな微妙なことできる人、残ってないだろ。(残してくれてないだろ。)