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Methods・付録は採点外になりやすい——AI文章率の分母は「連続散文」だけ

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Last updated at Posted at 2026-10-13

Charles Li / HumanPen

英語プログラムのレポート画面で、ファイル全体は厚いのに AI 文章率が「高く見える/低く見える」と議論が割れることがある。多くの場合、争点は類似度と AI の二系統の混同ではなく、分母 だ。AI writing 指標は提出物の全バイト比率ではなく、採点対象の連続散文(qualifying continuous prose) に対する推定である。

本稿はその分母リテラシーの技術メモである。類似度 2% と AI 21% を並べて読む話ではない(それは別稿)。カバレッジ地図や薄いハイライトの話でもない。スコアを約束しないし、検知すり抜けの手順でもない。

何が「散文として採点されにくいか」

製品ドキュメントや機関向け説明で繰り返し出る除外/別扱いの例は次に近い。

ブロック よくある扱い 学生側の誤解
Methods の箇条・手順リスト 連続散文として扱われにくい 「方法章が空白=クリーン」
表セル・数値だけの行 採点対象外になりやすい 「表を直せば率が下がる」
キャプション・図注 除外されがち ポータルに色が無い=承認
コードフェンス・疑似コード 散文パイプライン外 「コード章がスコアを下げた」
参考文献・付録・書誌 多くの設定で対象外 付録を徹夜で言い換え

ヘッダのパーセントは、これらの上に載った 残った連続散文 の要約に近い。ファイルが 40 ページでも、採点対象が 8 ページ分の prose なら、その 8 ページの分類結果が数字を支配する。

なぜ Methods/付録で特に起きやすいか

理工・社会科学の英語課題では、本文の議論散文より、手順・表・付録がページを膨らませやすい。学生が「厚いのに AI が高い」と感じるとき、実際には 薄い prose コア が高密度で分類されていることがある。逆に、議論散文が短く、Methods/表が多い提出では、ヘッダ数字が「ほとんど何も見ていない」ように見えることもある——未採点が多いからであって、合格印ではない。

実務の帰結:

  1. 空白ページ ≠ 永久クリーン。 PDF で灰色/未評価と明示された帯は、「そこは prose として採点していない」という意味であり、「教員が承認した」ではない。
  2. 付録を言い換えても分母が動かないことが多い。 AI マップに載っていないブロックを書き直しても、ヘッダ % の作業面にならない。
  3. 直しどころはフラグされた連続散文。 Methods のリストを美しくしても、Discussion のハイライト prose が残れば数字の核は残る。

分母を確認する五分チェック

オフィスアワーや再提出の前に、次だけ埋める。

  1. 正式な AI Writing Report(全文 PDF/機関エクスポート)を開く——ポータルのチップだけにしない。
  2. 凡例で「excluded / unscored / not qualifying prose」の表記を探す。
  3. Methods・表・付録・参考文献がハイライト地図に載っているかページ単位でめくる。
  4. ヘッダ % の近くに「based on qualifying text」系の注があればそのままメモする。
  5. 修正リストは ハイライトされた連続散文 だけに書き、除外ブロックは別メモ(触らない/事実誤りのみ)。

Similarity レポートの色付きソース一覧を、AI の分母確認の代わりに使わない。照合と分類は別系統だ(詳細は類似度 vs AI の別メモへ)。

キャンパスでよくある四つのショートカット

  1. 「付録を消したら率が下がるはず」 — 付録が分母外なら、消してもヘッダは動かないことがある。
  2. 「Methods が空白だから章はセーフ」 — 空白は未採点のことが多い。セーフ宣言ではない。
  3. 「ファイルが厚いのに % が高い=誤検知」 — 厚いのは表と付録で、prose コアだけが分類されている、という説明の方が先に来る。
  4. 「全部同じ色で塗り直す」 — 対象外ブロックまで均一に触ると、引用・数値・再現手順を壊しやすい。単位はフラグ prose。

再提出のスコープを一文で決める

指導教員/TA に渡すとき、次の型が使える。

「全文エクスポート上、Methods・表・付録は未採点/除外に見え、ハイライトは Discussion と Literature review の連続散文に集中しています。再提出の編集範囲をその prose に限定してよいか確認したいです。」
(“On the full export, Methods/tables/appendices appear unscored or excluded; highlights concentrate in continuous prose in Discussion and Literature review. May I limit revision scope to that prose?”)

メモに残す:attempt 番号、report ID、export 時刻、除外と判断したブロック、フラグ prose の節タイトル。次の数字の保証は求めない。

HumanPen との接点(約束なし)

すでにフラグされた連続散文だけを直す必要があり、引用・表・レイアウトは壊したくない——その作業面向けのドキュメント単位フローが HumanPen にある。AI Writing Report を取り込み、マーク箇所単位で書き換え、体裁を保つ。スコア保証はしない。「過検」「undetectable」といった約束もしない。

(EN note)Denominator in one paragraph

AI writing percentages usually summarise qualifying continuous prose, not every byte of a thick submission. Methods lists, tables, captions, code, references, and appendices are often unscored or excluded. Blank pages on the map are not permanent approval. Edit flagged prose first; do not rewrite unscored appendices hoping the header will move. No score promises.

まとめ

  • AI 文章率の分母は「提出物全体」とは限らず、連続散文 に寄る。
  • Methods・表・付録・書誌は未採点になりやすい——空白=合格ではない。
  • 修正リストはハイライト prose に限定し、除外ブロックは別扱い。
  • オフィスアワーでは分母の話を先に言語化する。
  • 詳細は HumanPen のレポート読みフローへ(数字の約束なし)。
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