22
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

2025年GitHub Octoverseを読んでみた:短期間で変わった開発の常識

Last updated at Posted at 2025-12-10

正直、数字を見た瞬間「え、これ本当に起きてるの?」って二度見しました。
毎秒1人の新規開発者、TypeScriptが初めてトップに、AIプロジェクトが178%も増加。

まだまだ未熟な中学生エンジニアの私でも、こんな短い期間で状況がガラッと変わったのは初めてです。

今回は単なる数字の紹介だけじゃなくて、これが実際の開発でどういう意味を持つのか、僕なりの考えも交えながら書いてみます。

毎秒1人、新しい開発者がGitHubに参加している世界

今この瞬間も、世界のどこかで誰かがGitHubにアカウントを作っています。
2025年には年間で3600万人以上の新規登録があり、GitHubにはもう1億8000万人以上の開発者がいるそうです。

どうしてこんなに急に増えたの?

理由は大きく2つあると思います。

1つ目は GitHub Copilot Free の登場です。
データを見ると、新しい開発者の80%が最初の週にCopilotを使っているそう。
昔は「何を書けばいいかわからない」という壁があったけど、今は「とりあえずCopilotに聞いてみる」で始められるんです。

2つ目は 世界中に広がっていること
特にインドでは年間520万人も開発者が増えていて、2030年には新しい開発者の3人に1人がインドからになる見込みです。
APAC全体でも毎分25人のペースで開発者が増えています。

これ、就職や仕事の世界にも影響しそうです。
「優秀なエンジニアはシリコンバレーに集まる」なんて時代は、もう終わりつつあるかもしれません。

TypeScriptがついにトップに

個人的に一番びっくりしたのはこれです。
2025年8月、TypeScriptがPythonとJavaScriptを抜いてGitHubで一番使われる言語になりました。

順位 言語 前年比成長率 増えた人数
1位 TypeScript +66.63% 約105万人
2位 Python +48.78% 約85万人
3位 JavaScript +24.79% 約43万人
4位 Java +20.73% 約17万人
5位 C# +22.22% 約14万人

なぜTypeScriptなの?

正直、2年前までは「設定めんどくさいし、小さいプロジェクトならJavaScriptでいいかな」って思ってました。
でも今は考えが変わりました。

一番大きいのは AIとの相性 です。型があると、AIは「多分こうかな?」じゃなくて「これ!」って確信を持ってコードを作れます。

interface User {
  id: string;
  name: string;
  email: string;
  createdAt: Date;
}

async function getUser(id: string): Promise<User> {
  // AIは戻り値の型がはっきりしてるので正確に作れる
}

JavaScriptだとAIは「多分文字列かな?配列かも?」みたいに迷うけど、TypeScriptなら迷わず作れます。
安心感が全然違うんです。

最近のフレームワーク(Next.js、Remix、Astro、SvelteKit)はほぼ 最初からTypeScript です。
昔みたいに「JavaScriptにする?TypeScriptにする?」と悩む必要は、ほとんどなくなっちゃいました。


AIやコーディングエージェントとの関係

今後はAIにコードを書かせることが増えると思います。
そのとき型定義は 「仕様書」 のような役割を持ちます。地図なしで工事できないのと同じで、型なしでAIに任せるのは危険です。

AIはもう実用段階?

数字を見てみると、110万以上のリポジトリがLLM SDKを使っていて、69万件は過去12ヶ月で作られた新しいプロジェクトです。前年比178%増。

使われているか?答えは イエス です。
オープンソースプロジェクトの半分以上で、少なくとも1人のメンテナーがGitHub Copilotを使っています。
新しい開発者の80%は初週からCopilotを使うそうで、もう「試すだけ」じゃなくて 日常的なツール になっています。

でも注意!AIに完全依存するのはダメです。
提案されたコードをそのままコピーするんじゃなく、ちゃんと理解してレビューして修正することが大事です。

開発者の仕事も変わった

5年前は
「要件を聞く → 設計 → コードを書く → テスト → レビュー」でした。

今は
「要件を聞く → 設計 → AIにコード生成 → レビュー → 調整 → テスト」

書く時間は減って、理解してレビューする時間が増えています。
AIが作ったコードの問題を見抜けないと、逆に品質が下がっちゃうんです。

これから価値が上がるスキル

  • コードレビュー能力
  • アーキテクチャ設計
  • AIへの指示の出し方
  • セキュリティ知識

逆にあまり重要じゃなくなるスキル

  • 構文の暗記
  • ボイラープレートコードの手書き

PythonとTypeScriptの二極化

TypeScriptがトップになったけど、Pythonも負けてません。
特にAI関連プロジェクトの半分はPythonで、Jupyter Notebookはまだまだ人気です。

  • フロントエンド → TypeScript
  • AI/データサイエンス → Python
  • バックエンド → 色々混戦

昔は「何でもできる言語」が理想だったけど、今は「この領域で最強」みたいに専門化が進んでいます。

セキュリティの光と影

良いニュース:重大な脆弱性の修正が30%早くなった(37日 → 26日)
悪いニュース:アクセス制御の脆弱性が急増、15万以上のリポジトリで検出(前年比172%増)

AIは「動くけど危険なコード」を作ることもあります。

// 危険な例
app.get('/api/user/:id', async (req, res) => {
  const user = await db.users.findById(req.params.id);
  res.json(user); // 認証チェックがない!
});

レビュー能力が今まで以上に重要になっています。

今すぐできること

  • 新しいプロジェクトはTypeScriptで始めてみる
  • AIツールは「理解 → 改善 → 再生成 → レビュー」の流れで使う
  • CodeQLや自動修正ツールでセキュリティ対策

2026年に起こりそうなこと

  • コーディングエージェントは標準機能に
  • AI生成コードのレビューが専門スキルとして注目
  • マルチ言語より特定言語のエキスパートが評価される
  • インドなど新しい開発拠点の影響が大きくなる

最後に

AIは開発者に取って代わるわけじゃなく、AIを使いこなせない人が置いていかれる 時代になっています。

完璧は目指さなくていいです。
今日TypeScriptで1つファイルを書く → 明日Copilotで関数を生成してレビュー → 来週CodeQLを設定
これだけでも十分です。

大事なのは、小さく始めて続けること。
変化は脅威じゃなく、チャンスです。

参考

22
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
22
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?