正直、数字を見た瞬間「え、これ本当に起きてるの?」って二度見しました。
毎秒1人の新規開発者、TypeScriptが初めてトップに、AIプロジェクトが178%も増加。
まだまだ未熟な中学生エンジニアの私でも、こんな短い期間で状況がガラッと変わったのは初めてです。
今回は単なる数字の紹介だけじゃなくて、これが実際の開発でどういう意味を持つのか、僕なりの考えも交えながら書いてみます。
毎秒1人、新しい開発者がGitHubに参加している世界
今この瞬間も、世界のどこかで誰かがGitHubにアカウントを作っています。
2025年には年間で3600万人以上の新規登録があり、GitHubにはもう1億8000万人以上の開発者がいるそうです。
どうしてこんなに急に増えたの?
理由は大きく2つあると思います。
1つ目は GitHub Copilot Free の登場です。
データを見ると、新しい開発者の80%が最初の週にCopilotを使っているそう。
昔は「何を書けばいいかわからない」という壁があったけど、今は「とりあえずCopilotに聞いてみる」で始められるんです。
2つ目は 世界中に広がっていること。
特にインドでは年間520万人も開発者が増えていて、2030年には新しい開発者の3人に1人がインドからになる見込みです。
APAC全体でも毎分25人のペースで開発者が増えています。
これ、就職や仕事の世界にも影響しそうです。
「優秀なエンジニアはシリコンバレーに集まる」なんて時代は、もう終わりつつあるかもしれません。
TypeScriptがついにトップに
個人的に一番びっくりしたのはこれです。
2025年8月、TypeScriptがPythonとJavaScriptを抜いてGitHubで一番使われる言語になりました。
| 順位 | 言語 | 前年比成長率 | 増えた人数 |
|---|---|---|---|
| 1位 | TypeScript | +66.63% | 約105万人 |
| 2位 | Python | +48.78% | 約85万人 |
| 3位 | JavaScript | +24.79% | 約43万人 |
| 4位 | Java | +20.73% | 約17万人 |
| 5位 | C# | +22.22% | 約14万人 |
なぜTypeScriptなの?
正直、2年前までは「設定めんどくさいし、小さいプロジェクトならJavaScriptでいいかな」って思ってました。
でも今は考えが変わりました。
一番大きいのは AIとの相性 です。型があると、AIは「多分こうかな?」じゃなくて「これ!」って確信を持ってコードを作れます。
interface User {
id: string;
name: string;
email: string;
createdAt: Date;
}
async function getUser(id: string): Promise<User> {
// AIは戻り値の型がはっきりしてるので正確に作れる
}
JavaScriptだとAIは「多分文字列かな?配列かも?」みたいに迷うけど、TypeScriptなら迷わず作れます。
安心感が全然違うんです。
最近のフレームワーク(Next.js、Remix、Astro、SvelteKit)はほぼ 最初からTypeScript です。
昔みたいに「JavaScriptにする?TypeScriptにする?」と悩む必要は、ほとんどなくなっちゃいました。
AIやコーディングエージェントとの関係
今後はAIにコードを書かせることが増えると思います。
そのとき型定義は 「仕様書」 のような役割を持ちます。地図なしで工事できないのと同じで、型なしでAIに任せるのは危険です。
AIはもう実用段階?
数字を見てみると、110万以上のリポジトリがLLM SDKを使っていて、69万件は過去12ヶ月で作られた新しいプロジェクトです。前年比178%増。
使われているか?答えは イエス です。
オープンソースプロジェクトの半分以上で、少なくとも1人のメンテナーがGitHub Copilotを使っています。
新しい開発者の80%は初週からCopilotを使うそうで、もう「試すだけ」じゃなくて 日常的なツール になっています。
でも注意!AIに完全依存するのはダメです。
提案されたコードをそのままコピーするんじゃなく、ちゃんと理解してレビューして修正することが大事です。
開発者の仕事も変わった
5年前は
「要件を聞く → 設計 → コードを書く → テスト → レビュー」でした。
今は
「要件を聞く → 設計 → AIにコード生成 → レビュー → 調整 → テスト」
書く時間は減って、理解してレビューする時間が増えています。
AIが作ったコードの問題を見抜けないと、逆に品質が下がっちゃうんです。
これから価値が上がるスキル
- コードレビュー能力
- アーキテクチャ設計
- AIへの指示の出し方
- セキュリティ知識
逆にあまり重要じゃなくなるスキル
- 構文の暗記
- ボイラープレートコードの手書き
PythonとTypeScriptの二極化
TypeScriptがトップになったけど、Pythonも負けてません。
特にAI関連プロジェクトの半分はPythonで、Jupyter Notebookはまだまだ人気です。
- フロントエンド → TypeScript
- AI/データサイエンス → Python
- バックエンド → 色々混戦
昔は「何でもできる言語」が理想だったけど、今は「この領域で最強」みたいに専門化が進んでいます。
セキュリティの光と影
良いニュース:重大な脆弱性の修正が30%早くなった(37日 → 26日)
悪いニュース:アクセス制御の脆弱性が急増、15万以上のリポジトリで検出(前年比172%増)
AIは「動くけど危険なコード」を作ることもあります。
// 危険な例
app.get('/api/user/:id', async (req, res) => {
const user = await db.users.findById(req.params.id);
res.json(user); // 認証チェックがない!
});
レビュー能力が今まで以上に重要になっています。
今すぐできること
- 新しいプロジェクトはTypeScriptで始めてみる
- AIツールは「理解 → 改善 → 再生成 → レビュー」の流れで使う
- CodeQLや自動修正ツールでセキュリティ対策
2026年に起こりそうなこと
- コーディングエージェントは標準機能に
- AI生成コードのレビューが専門スキルとして注目
- マルチ言語より特定言語のエキスパートが評価される
- インドなど新しい開発拠点の影響が大きくなる
最後に
AIは開発者に取って代わるわけじゃなく、AIを使いこなせない人が置いていかれる 時代になっています。
完璧は目指さなくていいです。
今日TypeScriptで1つファイルを書く → 明日Copilotで関数を生成してレビュー → 来週CodeQLを設定
これだけでも十分です。
大事なのは、小さく始めて続けること。
変化は脅威じゃなく、チャンスです。
参考
- GitHub Octoverse 2025 公式レポート
- 調査期間:2024年9月1日〜2025年8月31日
- データはGitHubのパブリックアクティビティが中心