iPadOS 26 ウインドウ表示でのアプリ最小サイズの設定

設定方法

UIWindowScene.sizeRestrictions の minimumSize に最小サイズを設定します。

SceneDelegate.swift

class SceneDelegate: UIResponder, UIWindowSceneDelegate {
  var window: UIWindow?

  func scene(
    _ scene: UIScene,
    willConnectTo session: UISceneSession,
    options connectionOptions: UIScene.ConnectionOptions,
  ) {
    guard let windowScene = (scene as? UIWindowScene) else { return }

    // ここで最小サイズを設定
    windowScene.sizeRestrictions?.minimumSize = CGSize(width: 640, height: 640)
    ......
  }
}

※ SwiftUI ベースの場合は windowResizability(_:) Modifier も利用できるはず

注意点

Dock 表示で高さが制限される

実際にはこのような値は設定しないとは思うのですが、 10000×10000pt のような明らかに無理な最小サイズは守られません。

ただ iPad の Dock 部分が高さを占有するため、現実的な問題として小型の iPad 端末の場合に想定していた最小サイズを確保できないというケースは発生しそうです。

Split View / Slide Over 表示は制限できない

iPadOS 18 までの Split View / Slide Over では最小幅が 320pt となります。

これを回避するために

// iPhone SE 3rd サイズを保証
windowScene.sizeRestrictions?.minimumSize = CGSize(width: 375, height: 667)

としても、 Split View / Slide Over では横幅 320pt 表示を制限できません。