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【従量課金】GPU VMをスポット利用してみた|LLM検証に最適な使い方

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Last updated at Posted at 2026-03-18

はじめに

AI開発やLLMの検証では、GPUが必要になる場面が多くあります。

  • ファインチューニング
  • 推論検証
  • データ処理

ただし、GPUサーバーを常時確保するのはコストが高くなりがちです。
そこで選択肢になるのが、従量課金のGPU仮想マシン(GPU VM) です。

本記事では、GPU VMの特徴と使いどころを整理します。

実際に数分でGPU環境を立ち上げ、nvidia-smiで動作確認まで行えるため、
PoC用途として非常に扱いやすいです。

対象読者

  • GPUを安く試したいエンジニア
  • LLM検証環境を探している方
  • PoC用途でクラウドGPUを使いたい方

GPU仮想マシンとは

GPU仮想マシンは、GPUを搭載したクラウド上の仮想サーバーです。
通常のVMと同様に

  • CPU
  • メモリ
  • ストレージ

を持ちながら、GPUを使った計算ができます。

機械学習やLLM処理では、CPUよりもGPUの方が高速に処理できるケースが多くあります。

GPU VMの特徴

FPT AI FACTORYのGPU VMは、従量課金でスポット利用型GPUリソースとして提供されています。

スポット利用とは

  • GPUが 空いているときだけ利用可能
  • 空きがなければ 起動できない

という仕組みです。

常時利用が保証される環境ではありません。
本番用途ではなく、検証用途を前提に考える必要があります。

メリット

  • 必要なときだけGPUを使える
  • コストを抑えられる
  • すぐに環境を立ち上げられる

想定される利用シーン

GPU VMは、以下のような用途に向いています。

検証・PoC用途

  • LLMの動作確認
  • ファインチューニングのテスト
  • 推論性能の確認

一時的なGPU処理

  • データ前処理
  • バッチ処理
  • 短時間の学習

PoCフェーズでは「常時GPU」よりもスポット利用の方がコスト効率が良いケースがあります。

リザーブドと従量課金GPUの違い

種類 特徴 価格
リザーブド 常に利用可能、本番運用向き
従量課金(スポット利用) 空きGPUを利用、検証・実験向き 低 ※従量課金

GPU仮想マシン導入手順

GPU仮想マシンは以下の流れで利用できます。

  1. FPT AI FACTORYにログイン
  2. サイドバーの FPT GPUクラウド > GPU仮想マシン を開きます
  3. +仮想マシンを作成を押下します
    image.png
  4. 一般で以下の項目を設定します
    1. 仮想マシン名
    2. GPU基数
    3. OSイメージ
      image.png
  5. 仮想マシンにアクセスするで以下の項目を設定します
    1. ポート
    2. セキュリティグループ
      image.png
      +セキュリティグループを追加で適宜プロトコルとIPの設定追加を推奨します
  6. 認証で以下を設定します
    1. 認証方法(SSHキー、ルートパスワード)
    2. SSH公開鍵、またはパスワード
      SSHキーの場合: こちらを推奨します
      image.png
      パスワードの場合:
      image.png
  7. 仮想マシンを作成ボタンを押下します
    image.png
  8. Windows TerminalでGPU VMへSSH接続します
# user = ubuntuでログインします
ssh -i "C:\Users\ユーザー\.ssh\id_ed25519" ubuntu@VMPublicIP

# ubuntu userでログイン後にroot権限へ昇格します
sudo -i

# GPUの利用状況やドライバ情報を確認するコマンドを実行する
nvidia-smi

nvidia-smiのコマンドを打つと下図のように、
搭載されているGPUの情報やCUDAのバージョンを確認できます。
image.png

GPU VMの課金を止めたい場合は、必ずインスタンスの削除をしてください。
ストレージがNVMEの場合は、インスタンスが停止中も課金されます。

GPUは空きリソースを利用するため、起動できない場合は時間をおいて再試行してください。

セキュリティグループの設定

セキュリティグループ(ファイアウォール)で、どのプロトコル通信を許可するか設定できます。
ここで重要になるのが、SSHポートアタック対策です。

SSHポートアタックの主な手法として、

  • ポートスキャン
  • ブルートフォース攻撃

などがあります。
これらの攻撃から身を守るためにも、セキュリティグループの設定が重要です。

例えば、ご自身のPCからGPU VMへSSH接続のみご利用の場合、SSH以外のプロトコル通信は不要です。
この場合セキュリティグループの設定で、インバウンド側をSSH接続のみ許可し、ソースにご自身のGlobal IPを設定しておくことで接続対象を絞り込めます。

例)SSH接続でGlobal IP指定で許可する場合
image.png

Global IPは、以下サイトで確認できます。

GPU VMとGPUコンテナの使い分け

FPT AI FACTORYにはGPUコンテナもありますが、用途は異なります。

サービス 向いている用途
GPU VM 自由に環境構築したい場合
GPUコンテナ 推論APIやIDE(Jupyter Notebook, Code Server)として運用したい場合

GPUコンテナで実際にLLMを動かす手順については、以下の記事で紹介しています。

GPU VMは「自由度重視」、GPUコンテナは「運用重視」と考えると分かりやすいです。

まとめ

  • GPU VM:自由に環境構築したい場合(検証・開発向き)
  • GPUコンテナ:すぐに推論環境を使いたい場合(運用向き)

PoCフェーズでは「まず試すこと」が重要になるため、
従量課金のGPU VMは有効な選択肢の一つになります。

FPT AI FACTORY

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