/etc/sysctl.confなどでkernelパラメータの設定を行いますが
やってはいけない設定をやってしまった時の復旧方法をメモ
やってしまったこと
/etc/sysctl.confに
vm.overcommit_ratio = 0
を設定し再起動したところ、OS起動時に下記エラーが出て起動しなくなってしまった。
init: Temporary process spawn error: Cannot allocate memory
復旧方法
1.サーバを電源OFFからの電源ON
2.起動時の「Press any key to ・・・」の画面で[ESC]キー押下
3.OS(CentOSなり、Redhat)を選択して[e]キーを押下
4.「kernel ・・・・」行にカーソルを合わせて[e]キーを押下
5.起動オプションを設定する。変更点は2つ!
・行末に init=/bin/sh を追加する
・[左矢印]キーで起動オプションの先頭付近にある ro を rw に変更する。
6.[Enter]キーで押すことでひとつ前の画面に戻る
7.[b]キー押下でboot
これでログインできるようになるので問題の箇所を修正して再起動すれば復旧するはず
補足
5のところで行末にsingleでシングルモードで起動することができるが、それでも今回の事象は復旧できなかった。
さらに一歩突っ込んで復旧するときはこれで復旧させる。