最近、実装だけじゃなくて要件定義や設計にもClaudeCodeを使っています。
独立したサブエージェントに、エンジニアリングやUXの専門家視点でレビューさせながら進めているのですが、その一部に法務視点を設けると、その観点から至極まっとうなツッコミが結構な頻度で入ってきます。例えば:
- 個人情報保護法関連:ユーザーの行動データは個人情報にあたるの?
- 電子帳簿保存法: ユーザーの行動データは国外サーバーに保管してもよいのか?
- 特定商取引法:法定表示しなければいけないのはどんな内容?
- 消費者契約法:利用規約の不当条項に記載すべき内容は?
などなど。
勿論ローンチ前に正式なリーガルチェックは行うのですが、そこで大幅な仕様変更が出ても大変なので、明らかに自明なものは事前に潰しておきたいところです。そこで登場するのがe-Gov 法令API。
e-Gov 法令APIとは
当サイトで提供している法令データは、法務省が改正内容を反映させたデータを作成し、各府省等による確認を経て、デジタル庁が公開しております。
とありますので安心して使えますね。
プロンプトの例:
今、『ユーザーの行動データを海外のサーバーに保存する』という仕様になっています。
e-Govの法令APIを使って、『電子帳簿保存法』の最新の条文を調べて、実際の条文と突き合わせて検討してください。
あるいはもっと単純に:
いま検討中のこの仕様って法的に問題ないの?
e-Gov 法令APIで見てきて。
などでも良いでしょう。
もう一歩踏み込んで、法律改正があった際に自動でアラートを立てる
正直上記だけなら個別の条文HTMLを静的に見に行くだけでも十分なのですが、せっかくAPIを使うのであれば、Cronでバッチを回し、直接に当該法令を見に行くもよし、update_date順に何件か取得して関連法案が含まれているか確認するもよし、といった使い方までシステムに組み込むほうがよいでしょう。後者の場合は、新規法令がプロダクトに関連するかどうか判断するAIが必要になりますね。
国おすみつきのAPIは法令以外にも色々ある
これらAPIにDXプロダクトのヒントがあるかもしれませんね。
(了)