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とりあえず Docker で PostgreSQL を動かす手順

Last updated at Posted at 2018-03-26

例えば、数 GB ある CSV ファイルをローカルマシンで雑に集計したいときは Excel や Pandas だとちょっと厳しかったりするので、PostgreSQL みたいな RDBMS にツッコんで SQL でやりたい。

雑にサーバに立てる方法といえば Docker 。
PostgreSQL は Docker Hub に公式イメージがあるので安心して使えて便利。

しかし使うたびに「オプション何指定したら良いんだっけ」となるので備忘録として手順をまとめておく。
詳しいことはすべて Docker Hub のページに書いてあるのでそこを読めば分かる。

注意点として、今回は雑にサーバ立てる場合の解説なので、アプリケーションを作る場合はちゃんと docker-compose.yml を書いたほうがいいと思う。

コンテナを起動する

$ docker run --rm -d \
    -p 15432:5432 \
    -v postgres-tmp:/var/lib/postgresql/data \
    -e POSTGRES_HOST_AUTH_METHOD=trust \
    postgres:12-alpine
  • コンテナの停止時には削除する (--rm)
    • ボリュームにデータを保存する設定 (後述) なので、コンテナは消えても問題ない
  • ホスト側のポートは適当に 15432 にした (ご自由に)
  • ボリューム postgres-tmp/var/lib/postgresql/data にマウントする
    • ボリュームが存在しない場合は新規作成される
    • データはこのボリュームに保存されるため、コンテナを削除しても保存したデータは削除されない
    • 環境変数 PGDATA を指定すればコンテナ内のデータディレクトリを変更できるが、特に変更する必要はないと思う
  • パスワードなしでアクセスできる設定 (POSTGRES_HOST_AUTH_METHOD=trust)
    • もちろんセキュリティ的にはよくない設定なので、外部公開するサーバなどでやってはいけない
  • イメージは 12-alpine (Alpine Linux ベースのバージョン 12 系最新) を使った

接続してみる

何らかの PostgreSQL クライアントを使って接続してみる。
psql コマンドを使うとこんな感じ。

$ psql -h localhost -p 15432 -U postgres
  • 初回起動時に特に環境変数を指定しなかった場合は postgres というユーザと postgres というデータベースが作成される
  • 初回起動時に環境変数でパスワードを指定しなかった場合はパスワードなしで接続できるが、その場合は localhost 以外からの接続はできない
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