はじめに

静的Webホスティングをする必要があり、その際に調べ物をしたので記事にします。
2024/11版です！（重要）

以下のケースを比較します

2024/11～、S3＋Amplifyで簡単に静的Webホスティングできるようになりました。その構成も含めた記事です。
参考：AWS Amplify ホスティングで Amazon S3 静的ウェブサイトホスティングを簡素化および強化

この記事で記載を省略すること

	S3	S3+CloudFront	S3+Amplify
よくある構成	S3, Route53	S3, CloudFront, ACM, Route53	S3, Amplify, ACM, Route53
httpsアクセス	不可	可	可
設定の楽さ	◎ コンテンツの格納＋アクセス制限	△ S3＋ ACM,Route53,CloudFront	◯ S3+ Amplify ※1
セキュリティ	△ バケットポリシー	◎ WAF,バケットポリシー（OAC）	△ バケットポリシー
遅延	△ アクセス元の地域に依存	◎ エッジロケーションを利用可	△ アクセス元の地域に依存
リクエスト/レスポンスのカスタマイズ	不可	可 CloudFront関数、Lambda@Edgeを利用可	不可

△◯◎：行単位で３者を比較する指標と思っていただければよいです。雰囲気です。

※1
Amplifyは以下を自動で設定してくれるため、迷わず＆少ない操作で配信できます。

下記は私のユースケースにおける料金比較です。
料金計算ツールを使い、利用規模に合わせて料金を見積もってください。

前提：
- S3保存ボリューム：100GB
- 月間データ転送量：50GB
- 月間リクエスト数：10,000
- 東京リージョン（ap-northeast-1）
月当たり料金：

	S3	S3+CloudFront	S3+Amplify
合計	4.5＄	8.2＄	12.6＄
内訳	S3：4.5＄	S3：2.5＄ CloudFront：5.7＄	S3：4.5＄ Amplify：8.1＄

S3→CloudFront間の通信は無料です。
S3→Amplify間の通信は料金計算ツールにおいて特別な記載はありません。