はじめに
DroidKaigiに初めて参加してきました!
3日目のみの参加でしたがとても充実していたため、記録に残します!
DroidKaigiとは?
DroidKaigi2026のHPでは以下のように記載されています。
DroidKaigiはエンジニアが主役の
Androidカンファレンスです
Android技術情報の共有とコミュニケーションを目的に 2026年9月1日(火)〜9月3日(木)の3日間開催します。
調べてみると、DroidKaigi実行委員会が主催で、2015年から行われているカンファレンスとのことで驚きました。
2026年はベルサール渋谷ガーデンで行われ、参加費は、アーリーバード: 12,600円、一般価格: 15,800円、DroidKaigi全力応援チケット: 30,000円でした。
会場の様子
会場はB1と1階で行われ、とても賑わっていました。1つ1つの部屋はかなり広くて驚きました。
また、少し歩くとネイルサロンという看板も見えました。気になる。
他にもコーヒーのオンラインサービスや、協賛ブースなどがありました。
当日の過ごし方
当日の過ごし方を時系列でまとめてみました。
概要
- 9:30:受付
- 10:00~10:15 Welcome talk
- 10:20-11:00 Jetpack Composeの仕組み
- 11:20-12:00 AI に Inclusive UI を書かせよう — Design Rules Skill で Compose UI を作り直す
- 12:20-13:00 Android StudioからSlackへと移行した方法
- 13:00-14:20 ランチタイム
- 14:20-15:00 Android SDKのセキュリティ保護:多層防御
- 15:20-16:00 Android向けA2UI: Jetpack ComposeによるAI生成UIの安全な描画
- 16:20-17:00 UI仕様を「見えるもの」にする 〜 Compose Screenshot Testing とギャラリーで支える、AIエージェント時代のAndroid UI開発 〜
詳細
受付
受付は地下で行っており、郵送などで名札をすでに持っている人は不要でした。噂の自動ゲートを潜り抜けると、Tシャツとバッグをいただきました。うれしい!
Welcome talk
Welcome talkでは、主催の方によるDroidKaigiアプリの紹介や、アプリ作成にあたってContributorの皆様の紹介、全力応援チケット購入者の紹介、ランチタイムやおやつタイムのミートアップのトピック紹介などがありました。
カンファレンスに来たぞ!という気持ちになりました。笑
Jetpack Composeの仕組み
セッションの内容としては、ザ・DeepDive!でした。
まずはじめに、登壇者のJaewoongさんはComposeについての歴史がお話しされました。2021年からはじまり、多くのアップデートがあり今に至るので、仕組みから理解する必要があるとおっしゃっていました。
Composeの構造の全体像(Composable関数→Compose Compiler→Compose Runtime→Compose UI)をお話しされたあと、その後1つずつ深掘っていくという流れでした。
まずはじめにComposable関数についてでした。
なぜアノテーションをつけるだけで動きが変わるのかの話をされていました。
Compose Cmpilerは、Composable関数をreStartable、reSkipableにしているとのお話もありました。
Compose Runtimeのお話は、rememberやStateを使うパターン、片方を使うパターン、両方を使わないパターンについてお話をされていました。
Compose UIの話では、スロットテーブルからUIにはアプライアーが使われているというお話がありましたが、この辺は正直ついていけていませんでした…。
また、最後にCompose Performanceについてのお話がありました。
@immutableとか@stableで効率化することができるよというお話もされていました。
Jetpack Comoposeのパフォオーマンスについては以下に詳細が載っています。
最後に、登壇者のJaewoongさんが出版された『Jetpack Composeの内部メカニズム』という本の紹介がありました。
こちらの本の中ではさらにJetpack Comoposeのパフォオーマンスについての詳細を載せているとのことでした。
以下にリンクを記載しているので、気になる方はぜひご覧ください。
全体を通して、私はAndroid開発にわかということもあり、リアルタイムで2割くらいしかわからなかったので復習しなければ…と思いました。
AI に Inclusive UI を書かせよう — Design Rules Skill で Compose UI を作り直す
登壇者のbamiさんは、「ササエル」という認知症の方のためのアプリを作成している中で、認知症にやさしい=全ユーザーにやさしいアプリを作ることであるとおっしゃっていました。
また、時間に追われてアクセシビリティは大体後回しにしがちというお話もされていてギクっとしました。
全ユーザーにやさしいアプリを作ることは他人事ではないということを改めて感じました。
また、印象に残ったのは、トイレのピクトグラム(本当によく見るような絵です)の理解度は、一般の人は92点に対し、認知症の方は35点とのことで驚きました。
私たちが当たり前だと感じているところも、見直さなければならないなと思いました。
Skillのお話もとても勉強になりました。アクセシビリティを主題にしたSkillはなく、作られたとのことで驚きでした。
資料にそのリンクも貼ってくださっていたので、ぜひ使ってみたいと思いました。(以下がそのリンクとなります)
また、Skillを使った場合と使わない場合とでのデモもとても面白かったです。
元のデザインが良い場合は、Skillの有無で静止画の違いは出ないが、エラーとかの出方や、音声などのやさしさに違いがあるとのことで、勉強になりました。
登壇者のbamiさんが資料をあげてくださっていたので、気になる方は以下をご覧ください。
Android StudioからSlackへと移行した方法
小さいバグ修正は、Slack上で見つけた人がAIを投げて直してくれたらいいよね、を実現したお話でした。
AIが出てくる前は、QAがバグを見つけて、チケットを書き、開発者が修正して直す、みたいな形で、たった1行を直すのにもこのフローを踏んでいたことが煩わしいよね、といったお話から始まりました。
AIが登場してからも、何らかの作業をしているときにバグ報告があげられる→ささっと直せるからとりあえず今の作業を中断して、Issueの内容をAIに渡し直してもらう、といった形にはなったが、コンテキストスイッチの問題が発生してしまう、といったお話をされていました。
そこで、登壇者の方がSlackでメンションするとbotが登場し、PRを作ってくれるといった独自のシステムを開発し、1週間で7つのバグを修正してくれるほどになりました。
はじめは個人のためのbotとして使っていたが、他の人でも使えるようなサービスとしてのbotとして展開することになり、今はQAがSlackに直してと投げて、PRを出すという形になった、というお話でした。
個人開発のAhmedBot(ご登壇者さんのお名前)からPhantomという名前になったというお話も面白かったです。
驚いたのは、PhantomがあげたPRはほぼMergeされており、157のPR中、87個のPRは人が関わらずにそのままMergeされていたとのことでした。Phantomは最大10行くらいの追加と2行削除くらいの小さい修正だけでしか使われないのでそれが可能だということでした。
登壇者であるAhmedさんもまた資料をあげてくださっていました。ご興味のある方はご覧ください。
ランチタイム
お昼はお弁当が出ました!とても豪華で美味しかったです。また、参加者の方にお声がけいただき一緒にランチをいただくことができました。ありがとうございました!
協賛ブースではスタンプラリーを行っており、賑わっていました。12個集めると景品がGETできるのですが、無事4つ景品をいただくことができました。
Android SDKのセキュリティ保護:多層防御
Android SDKのセキュリティは多層防御にしておこうというお話でした。
具体的には、以下とのことでした。
4層では、セッショントークン
3層では、デバイス認証
2層では、サインインのリクエスト
1層では、難読化
また、レイヤーを導入することで、時間を稼ぐことができるが、完璧ではなく、何度も攻撃してくる攻撃者などは防げないとお話しされていました。
セッションを聞いて、改めてセキュリティについて考えたいと思いました。
Android向けA2UI: Jetpack ComposeによるAI生成UIの安全な描画
A2UIとはというお話から始まり、気をつける点などがまとまったセッションでした。
A2UIは、構造化出力が得意で、任意のトランスポート層に対応し、クライアント側で描画可能という特徴があり、フレームワークではない、HTMLの代替ではない、包括的なスタイリングシステムではない、Web限定の技術ではないという点もお話しされていました。
また、A2UIとSDUIの違いについても説明がありました。
最後に、安全に実施するためには以下を守っていたとのお話しされていました。
- コード実行の完全禁止
- コンポーネントのホワイトリスト制
- 階層・親子構造の制約
- ユーザー操作の必須化(副作用の防止)
セッションでは、アンケートフォームを送信するまでの動きの詳細や、注文の送信までの動きの裏側の処理をコードベースで追って具体的にお話しされていたのでわかりやすかったです。
UI仕様を「見えるもの」にする 〜 Compose Screenshot Testing とギャラリーで支える、AIエージェント時代のAndroid UI開発 〜
Compose Screenshot Testingとは、といった説明から始まり、書き方や運用方法までお話ししてくださり、大変勉強になるセッションでした。
バージョンがかなり前の時から使っていらっしゃるとのことで、運用の課題もかなり説得力があるものでした。
また、GitHubのPRの画像のdiffを見やすくするための工夫や、命名の工夫などもお話しされており、とても勉強になりました。
そして驚いたのは、テストのための画像=アプリのカタログであるということからスクリーンショットギャラリーとしてテスト画像を再利用したり、テスト画像から仕様書を作成したりと、テストで使った画像を活用しているということでした。
まずは、第一歩としてCompose Screenshot Testingを導入してみたいという気持ちになりました。
また資料は、登壇者のsyarihuさんがあげてくださっていたので、興味のある方は以下からご覧ください。
おわりに
初めての参加でしたが、とても勉強になったと同時に、モバイル開発のモチベーションが上がりました。自分はバックエンド開発だし…と今までふんわりとでしかモバイルを開発できていなかったことが改めてわかったと同時にやれることがたくさんあるなと感じた、カンファレンスでした。
また、DroidKaigiはかなり外国の方も多く、全体的に開発者のレベルが高い(自分が低すぎるだけかもですが)なと感じました。
来年はワークショップも、After Partyも参加したいと思います!


