以下、思考整理で書き出してみた。
2024年の予想
たぶんこうなると思う
- フロントエンド <- もっとAIが入ってくる
- インフラ <- もっとAIが入ってくる
- バックエンド <- 入ってくるが上記2つほどではない
理由
評価軸として2つピックアップ
- A) ドメイン知識が必要かどうか
- B) DSLをベースにしているか
A) ドメイン知識が必要かどうか
オニオンアーキテクチャの図でいうと、フロントエンド(プレゼンテーション層)とインフラ(インフラ層)は最も外側にある。ドメイン知識は相対的に要求されにくい、ということ。
そうすると、ドメイン知識をもっていない汎用的なAIでも出力精度が担保できる、と考えられる。
ついでにいうとテストコードも最も外側にあり、AIがテストコードの作成に長けていることは今年1年で十分実感した。
B) DSLをベースにしているか
DSLとはドメイン固有言語のこと。
たとえばMermaid.jsでは固有の書き方で図をつくってくれる。DSLとAIは相性がよい印象で、Mermaid.jsはその典型だと考えている。
そしてフロントエンドとインフラの記述方法はDSLの一種とみなせる。
- フロントエンド -> JS/TSを除けばHTMLとCSS
- インフラ -> CloudFormationのyamlやterraformの記法
まとめ
要するに、「ドメイン知識が求められにくくDSLが使われている」領域はAIがもっと入ってくる、という予想。
だからといってフロントやインフラの知識や経験が必要ない、ということではなく、むしろ必要だと思う。知識がないと出力結果を評価できないし、AIに良いプロンプトを渡すことができないので。