はじめに
後輩や部下に何かを教えるとき、こんな経験はありませんか?
- 時間不足で背景知識まで教えられず、必要最低限の知識しか伝えられない
- 教えたい内容をすべて含んだ記事がパッと見つからない
- 本をすすめても、不必要な内容も多く、適切ではない気がする
本記事では、Markdown AIというサービスを活用して、これらの課題を解決し、効率的に指導を行う方法を紹介・提案します。
Markdown AIとは?
Markdown AIは、Markdown形式で書いた内容を簡単にウェブサイトとして共有できるサービスです。
以下がその主な特徴です:
- 作成から公開まで1画面で完結
- Googleアカウントで簡単にログイン可能
- 公開前のプレビューが容易
- サーバーのレンタルが不要で、世界中に公開可能
- SNSなどで簡単に共有できる
- 通常のテキスト入力と同じような感覚で入力可能
- テーマ選択、JavaScript記述、サイト設定機能など、ウェブサイト作成に必要な補助機能が充実
Markdown AIによる、効果的な指導方法
今回は、Markdown AIの一部機能を活用した指導方法を紹介します!
以下がその指導方法の流れです。
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ドキュメント作成: ChatGPTやAutoGenBookなどのAIツールを使って、後輩向けのMarkdownドキュメントを作成します。
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内容の確認: 作成されたドキュメントの内容を人間の指導者が確認し、必要に応じて修正を加えます。
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Markdown AIでの公開: 確認済みのドキュメントをMarkdown AIにアップロードし、ウェブサイトとして公開します。時間をかけずにサクッと共有可能です。
いざ実践
それでは実際にやってみましょう!今回は後輩に「Dockerとは何か」と「Dockerを使ったPythonの環境構築」について教える状況を想定します。
1. ドキュメント作成
今回は長文作成が可能なAutoGenBookを使用します。以下の内容をAutoGenBookで入力し、Markdownファイルを生成しました。
次に、生成した内容をMarkdown AIに貼り付けします。
2. 内容の確認
そして、プレビュー表示し、中身に問題がないかを確認します。必要に応じて画像をアップロードします。ドラックアンドドロップで簡単に画像をアップロードできました。
3. Markdown AIでの公開
あとは、SaveのあとにURLを押すだけです!簡単にウェブサイトとして共有できました!
感想
はじめてMarkdown AIを知った時は、QiitaやNotionでもいいんじゃない?と思っていました。しかし、思った以上に共有の手間が少なくて楽!
しっかり整備したい場合や多くの人に見てもらいたい場合はQiitaやNotionがいいかもしれませんが、特定の少人数にサクッとドキュメントを共有したい場合はMarkdown AIがいいですね。
今回、Markdown AIのAI機能が現在開発中とのことで、AutoGenBookを代わりに使用しましたが,今後Markdown AIだけで完結するとなると、かなり楽にドキュメントを作成・共有できそうです。
個人的には以下が実装されると、より指導が効率的になるなと思いました!
- 外部サービスを使わずに、Markdown AI内でドキュメント作成から公開までが完結
- 生成したドキュメントへフィードバックすると、即座にAIが修正
- 公開したドキュメントに対し、AIによる自動回答が可能