はじめに

RSpecでテストコードを書こう！２記事目です！
①の投稿はこちら↓

テストコード書き方

Userモデルにはnameカラムとemailカラムがあるとします。

spec/models/user_spec.rb

require 'rails_helper'

RSpec.describe User, type: :model do
  describe 'ユーザー新規登録' do
   context '登録ができるとき' do
　　　it '全ての項目が正しく入力されている時' do
     　#その処理を記述
　　　end
　　end
   context '登録ができないとき' do
　　　it 'nameが空では登録できない' do
      # nameが空では登録できないテストコードを記述
    　end
    　it 'emailが空では登録できない' do
      # emailが空では登録できないテストコードを記述
    　end　
　　end
  end
end

この記述で初学者が？となる部分を1つづつ確認していきます。

Rspecで最初に覚える基本的なメソッド等

describe

describeとは、テストコードのグループ分けを行うメソッドです。
「どの機能に対してのテストを行うか」をdescribeでグループ分けし、その中に各テストコードを記述します。
上記の場合だとユーザー新規登録の部分にあたります。
describeにつづくdo~endの間に、さらにdescribeメソッドを記述することで、入れ子構造をとることもできます。

context

特定の条件を分けたい場合に用います。contextはどのような「状況」を確認したいのかを書きます。
上記の場合だと登録ができるときと登録ができないときの部分にあたります。
contextまでの記述でユーザー新規登録で登録できるときと登録できないときをテストすることが分かります。

it

describeメソッド同様に、グループ分けを行うメソッドです。
itの場合はより詳細に、「describeメソッドに記述した機能において、どのような状況のテストを行うか」を明記します。
contextよりもさらに詳細なものを記述します。
上記の場合だと全ての項目が正しく入力されている時、nameが空では登録できない、emailが空では登録できないの部分にあたります。
これで何をテストしているか一目瞭然ですね！

example

exampleとは、itで分けたグループのことを指します。

それでは実際にテストを実装してみましょう！

テストコードの実装

spec/models/user_spec.rb

require 'rails_helper'

RSpec.describe User, type: :model do
  describe 'ユーザー新規登録' do
   before do
     @user=User.new(name:"honda-gentuki",email:"abc@abc")
   end

   context '登録ができるとき' do
     it '全ての項目が正しく入力されている時' do
       expect(@user).to be_valid
　　　    end
　　  end
   context '登録ができないとき' do
　　    it 'nameが空では登録できない' do
       @user.name=""
       @uer.valid?
       expect(@user.errors.full_messages).to include("名前を入力してください")
    　 end
    　it 'emailが空では登録できない' do
       @user.email=""
       @uer.valid?
       expect(@user.errors.full_messages).to include("メールアドレスを入力してください")
    　end　
  end
end

上記記述の確認すべき点

before do~end

これはコントローラーでいうbefore_actionと同様です！
もっと簡単に記述できる方法もあるので、電材の記述の中身は流し読みで結構です！

expect

検証で得られた挙動が想定通りなのかを確認する構文のことです。
expect().to matcher()という雛形をもとにに、テストの内容に応じて引数やmatcherを随時変えて記述します。includeやeqなどがこれにあたります。includeは後で説明します。
matcherは、「expectの引数」と「想定した挙動」が一致しているかどうかを判断します。

be_valid

インスタンスが正しく保存されるかどうか判断します
以上を踏まえると、以下の一文は、@userがちゃんとDBに保存されたかどうかを確認します。

expect(@user).to be_valid

valid?

valid?は、バリデーションを実行させて、エラーがあるかどうかを判断するメソッドです。
エラーがない場合はtrueを、ある場合はfalseを返します。
これを実施しないと、errorsが発生しないため、エラー文を引き出すことができません。

errors

errorsは、インスタンスにエラーを示す情報がある場合、その内容を返すメソッドです。
full_messagesを付け加えることでは、エラーの内容から、エラーメッセージを配列として取り出します。

include

includeは、「expectの引数」に「includeの引数」が含まれていることを確認するマッチャです。
つまりexpectの()の中身=includeの（）の中身になるように記述します。

現在エラー分は日本語で記述されていますが、binding.pryで止めて確認してみてください！
binding.pryは上記の記述で言うと@user.valid?の下に記述します。
使うためにはgem 'pry-rails'をGemfileに記述してbundle installしてから！

終わりに

本日はここまで。
あしたはコントローラーのテストです！
続き↓