⭐️ はじめに
「ConoHa VPSでLaravel + Apache + phpMyAdminを公開する手順」を
解説した長編です。
本番環境にLaravelプロジェクトをどうやって反映させるかってことです。
conohaVPSを使います。
⭐️ 手順
✅ 0:前提条件
・サーバー:conohaVPS
・OS:AlmaLinux 9.5
・プラン:メモリ 2GB/CPU 3Core
・プロジェクト:Laravel9.x
✅ 1:サーバー再構築(必要なら)
conohaVPS
conohaVPSログイン後の画面:
↓
青枠箇所を埋める。
rootパスワードは自由(メモしておく)
✅ 2:セキュリティグループの作成
🔹 手順
①セキュリティー → セキュリティーグループ
↓
②「+ セキュリティーグループ」をクリック
↓
③「セキュリティーグループ」を自由に入力
「説明」欄は任意
↓
保存
✅ 3:セキュリティールールの設定
HTTP(80)と HTTPS(443)と SSH(22)を開放する。
↓ 使いたいセキュリティグループに「22, 80, 443」があればOK。
🔹 設定方法
①上記画像のオレンジ枠の下にある「+」をクリック
↓
②オレンジ箇所を入力
22, 80, 443の3つを登録する。
登録内容
項目 | 値 |
---|---|
通信方向 |
In (受信) |
イーサタイプ | IPv4 |
プロトコル | TCP |
ポート範囲 | 22 |
IP/CIDR | 0.0.0.0/0 |
項目 | 値 |
---|---|
通信方向 |
In (受信) |
イーサタイプ | IPv4 |
プロトコル | TCP |
ポート範囲 | 80 |
IP/CIDR | 0.0.0.0/0 |
項目 | 値 |
---|---|
通信方向 |
In (受信) |
イーサタイプ | IPv4 |
プロトコル | TCP |
ポート範囲 | 443 |
IP/CIDR | 0.0.0.0/0 |
22, 80, 443の解説
ポート | 必須 | 説明 |
---|---|---|
22 | ✅ | SSH接続(開発者が入るため) |
80 | ✅ | HTTPでWebサイト表示 |
443 | ✅ | HTTPSで安全にWebサイト表示 |
🔹 セキュリティーグループ追加
①メニューの「サーバー」→「ネットワーク情報」
↓
②「セキュリティグループ」の鉛筆マーク → 「+」をクリック
↓
③先ほど作成した「セキュリティグループ」を追加 → 保存
✅ 4:rootパスワード控える
再構築時に入力した root パスワードを 安全にメモしておく(絶対)
✅ 5:SSHでConoHa VPSに接続する手順(Mac / ターミナル想定)
🔹 事前準備
必要な情報 | 確認場所 |
---|---|
IPアドレス | ConoHa VPS管理画面の「サーバー一覧」から確認可能(例:163.44.xxx.xxx ) |
rootパスワード | サーバー作成時に設定(忘れた場合、ConoHaで再発行可) |
🔹 5-0:conoha サーバーを起動しておく
🔹 5-1:Macのターミナルを開く
🔹 5-2:SSHコマンドで接続
ssh root@xxx.xx.xxx.xxx
xxx.xx.xxx.xxx
画像の「IPアドレス」部分をコピペする。
🔹 5-3:初回接続時の確認(1回だけ表示)
The authenticity of host 'xxx.xx.xxx.xxx' can't be established.
ED25519 key fingerprint is SHA256:~~~~.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])?
→ yes と入力して Enter
🔹 5-4:rootパスワードを入力
root@xxx.xx.xxx.xxx's password:
→ サーバー作成時に設定した root のパスワードを入力して Enter(入力は表示されません)
🔹 5-5:接続成功の表示
以下のように出れば成功です:
[root@vm-xxxxxx ~]#
✅ 6:サーバーのタイムゾーンを「日本(Asia/Tokyo)」に変更する
🔹 6-1:現在のタイムゾーンを確認
timedatectl
出力例:
Local time: Fri 2025-07-12 15:00:00 UTC
Time zone: UTC (UTC, +0000)
→ Time zone: UTC なら変更が必要です。
🔹 6-2:日本(Asia/Tokyo)に変更
timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
🔹 6-3:再度確認
timedatectl
出力例:
Local time: Sat 2025-07-12 00:00:00 JST
Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900)
→ Asia/Tokyo になっていればOK!
🔹 備考
・この設定は OS全体に反映され、php や cron の実行時間にも影響します。
・Laravel側では .env で APP_TIMEZONE=Asia/Tokyo を設定すればOK(これは別処理)。
✅ 7:ホスト名変更の手順(ConoHa VPS・AlmaLinux)
🔹 7-1:現在のホスト名を確認
hostnamectl
出力例(現在のホスト名):
Static hostname: vm-xxxxxxxxxxx-xx.novalocal
🔹 7-2:ホスト名を変更(例:honaki-server に変更したい場合)
hostnamectl set-hostname honaki-server
🔹 7-3:再確認
hostnamectl
出力例(現在のホスト名):
Static hostname: honaki-server
🔹 7-4:SSHプロンプトを即時反映(再ログイン不要)
exec bash
出力例:
[root@honaki-server ~]#
🔹 7-5:/etc/hosts にも追記
vi /etc/hosts
次のように、127.0.0.1の行に新しいホスト名を最後尾に追加します:
127.0.0.1 localhost honaki-host
⭐️ 続き