iOSアプリを開発していると、開発、デザインを別々の会社が行うことがよくあります。
できるデザイナーさんがデザインしてくれたデザインで有れば無理なく実装が可能ですが、たまにちょっと困る指示書を出してくるデザイナーさんもいらっしゃいます。
ここでは、
- こんなデザインが来たら、実装時に気をつける必要がある
- 個人的にデザイナーさんになるべく避けて欲しいデザイン
- こんなデザイン指示書はやだ
について、紹介します。
最近開発していた案件のデザインで苦労した八つ当たりついでに書いてます。ごめんなさい。
フォントにヒラギノを指定
iOSでフォントをヒラギノ系を使用すると、思わぬところでテキストが切れることがあります。
ボタンないのテキストが切れたり、autolayoutでサイズの自動拡大・縮小の計算がずれたりと、とっても大変なので、ヒラギノは使わないで頂けると助かります。
ある程度、作成した後に、フォントが切れていることに気付くと悲惨なことになります。
対策
一つの解像度しか考慮していないデザイン & 細かいデザイン指示書
かなり昔で有れば、一つの解像度のみを対応すれば良い時代がありましたが、今はiPadでも複数解像度に対応する必要がある時代です。
iPhone専用アプリでも、iPadで表示可能にさせる必要があるため、最低でも、2つの解像度に対応させる必要があります。
特に、細かいデザイン指示があるのに、複数解像度に対応していない指示書が来た時は、
見積もり、実装・テスト中にエンジニアは警戒する必要があります。
デザイン指示書等で、一切考慮されていないと、何度もクライアントさんとエンジニアがデザインの調整を行う羽目になることが多いです。
複数解像度に対応していないデザインの時は、デザイン指示書を作成せず、スクショと素材だけいただけると嬉しいです。
(実装側で、いい感じに調整しやすいため)
つじつまが合わないデザイン指示書
似たデザインなのに、paddingが変わってたり、フォントサイズが合っていなかったりすると、アプリの見た目がガタガタになります。
やばいです!
大抵の場合、クライアントさんとデザイナーさんとエンジニアとで調整が必要になってしまうので、最低限揃えてください。
標準UIにデザイン指示を入れてる
UIPickerなど、ただの標準UIにデザイン指示が入っている指示書が割とあります。
標準UIとほぼ変わらないデザインを指示書に指定を書かれると、デザイン指示書通り必ず作成しなければいけない開発の場合、無駄な工数がかかりまくります。
標準UIとほぼ変わらないものを作成するのは、クライアントさんにとっても無駄な工数の可能性が高いので、拘らずにOS準拠とか描いて頂けると嬉しいです。
(クライアントさんにこだわりがあるので有れば、別です。。)
デザインの納品が何回も伸びる
デザインの納品が伸びても、開発側の納期が伸びないことが不思議とよくあります。(ひどいです)
すべて、開発側にしわ寄せがくるので、納期は守って欲しいです。