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Dockerfileやdocker-compose.yml、その他のファイル修正時のdocker-composeコマンド集

Last updated at Posted at 2021-10-10

#はじめに
Dockerfileやdocker-compose.yml、その他のファイルのコードを修正した際、どのようにコンテナを起動すればよいか分からなかったため、まとめてみました。

#Dockerのイメージとコンテナの違い
イメージ: 実行環境の構成を保存した情報
コンテナ: image を実際に動かした実行環境

以下のポイントも抑える必要があります。
・コンテナ を動かすには、ベースとなる イメージ が必ず必要なこと
・コンテナ を破棄しても イメージ が残っている場合があること
・リポジトリ内のソースコードは、 イメージ 内に含まれている場合と コンテナ 上に含まれている場合があること

#Docker起動までの流れ
イメージ構築→コンテナ構築→コンテナ起動

コマンド イメージ構築 コンテナ構築 コンテナ起動
build × ×
up △(--build必要)
start × ×
run ○ (単独) ○ (単独) ○ (単独)

#イメージ構築→コンテナ構築→コンテナ起動

# フォアグラウンドで起動
docker-compose up --build

# バックグラウンドで起動
docker-compose up --build -d

#イメージ構築のみ

docker-compose build -d

#Dockerfile更新の反映する場合
イメージ構築→コンテナ構築→コンテナ起動が必要

Dockerは一度ビルドするとキャッシュというのが作成され、2回め移行のビルド処理がはやくなります。
ただし、Dockerfileを更新する場合、--no-cache オプションを付けないと、Dockerはキャッシュを使ってimageを構築してしまうので、更新したDockerfileを見てくれず新しいimageが作られません。

# イメージ再構築
docker-compose build --no-cache

# コンテナ構築・起動(バックグラウンド)

docker-compose up -d

Dockerfile更新時は、イメージから作り直す必要があります。

#docker-compose.yml更新の反映する場合
###docker-compose.yml の記載内容のうち build sectionを編集した場合
イメージ構築→コンテナ構築→コンテナ起動が必要

# イメージ再構築
docker-compose build 

# コンテナ構築・起動(バックグラウンド)

docker-compose up -d

###docker-compose.yml の記載内容のうち build section以外を編集した場合
コンテナ構築→コンテナ起動が必要

docker-compose up -d

#Dockerfileとdocker-compose.yml以外のファイル更新を反映する場合
###Dockerfile 内で ADDCOPY によって、反映したいファイルがイメージに取り込まれている場合
Dockerfileの中でローカルのソースコードを読み込む処理がある場合は、イメージの再構築が必要です。
(イメージ内でソースコードを抱えているため、ローカル側のソースコードの修正が反映しないので、作り直す必要がある)

イメージ構築→コンテナ構築→コンテナ起動が必要

# イメージ再構築
docker-compose build --no-cache

# コンテナ構築・起動(バックグラウンド)

docker-compose up -d

###反映したいファイルがイメージに取り込まれていない場合
即反映される場合と、コンテナ構築→コンテナ起動が必要なパターンがあります

# コンテナ構築・起動(バックグラウンド)

docker-compose up -d

ローカルのボリュームとコンテナのボリュームをマウントしてる場合は、即反映されるため、特にすることはありません。

#単独のサービスのイメージ構築→コンテナ構築→コンテナ起動

docker-compose run サービス名

# コンテナを起動後、指定したコマンドを実行する
docker-compose run コンテナ名 rails new

#イメージの一覧を確認

docker images
# REPOSITORY   TAG   IMAGE   ID   CREATED   SIZE

#コンテナの一覧を確認

#起動中のコンテナ一覧
docker ps

# 停止中も含める
docker ps -a
# CONTAINER ID   IMAGE   COMMAND   CREATED   STATUS   PORTS   NAMES

#起動中のコンテナ内でコマンド実行

# 起動中のコンテナのシェルへ接続
docker exec -it コンテナID(orNAMES) /bin/bash
[root@xxxxxxx /]# 

#ログ確認

docker-compose logs

# 最新5行からtailする
docker-compose logs -f --tail="5"

# 最新5行からタイムスタンプ付きでtailする
docker-compose logs -f --tail="5" -t

#コンテナの開始と停止

# 開始
docker-compose start

# 再起動
docker-compose restart

# 停止
docker-compose stop

#後片付け

# 停止と削除(コンテナ・ネットワーク)
docker-compose down

# 停止と削除(コンテナ・ネットワーク・イメージ)
docker-compose down --rmi all

# 停止と削除(コンテナ・ネットワーク・ボリューム)
docker-compose down -v

# 全てを無に返す
docker-compose down --rmi all --volumes

#イメージ名の削除

#コンテナが停止中のイメージのみ削除できる
docker rmi イメージID(orNAMES)

#コンテナの削除

#停止中のコンテナのみ
docker rm コンテナID(orNAMES)

#起動中のコンテナも削除できる
docker rm -f コンテナID(orNAMES)

#参考記事
docker-compose up とか build とか start とかの違いを理解できていなかったのでまとめてみた
Docker利用時のソースコードの変更反映

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