Python から GoogleHome を喋らせようと調べたところ、こちらの記事が見つかりました。
　Pythonを使って、Google Homeに喋らせてみる
しかし使用する gTTS は指定したテキストを mp3 ファイルとして download するライブラリであるため、
それを bottle や Flask などのWebフレームワークを使って URL としてアクセスできる状態にして
GoogleHome に渡す、という形になっています。
もちろんそれでも喋りますが、RaspberryPi の場合に SDカードへの書き込みを増やしたくなかったので、
gTTS のコードを参考に mp3 を download する前の URL を直接 GoogleHome に渡すコードを書いてみました。

必要なライブラリ

pychromecast
gTTS_token

gtts_token は gTTS からも使っているライブラリで、google翻訳用のトークンを生成してくれます。

実行用コード

import pychromecast
from gtts_token import gtts_token
import urllib.parse

googlehome_name = "MyDevice"

chromecasts = pychromecast.get_chromecasts()
cast = next(cc for cc in chromecasts if cc.device.friendly_name == googlehome_name)

def play_tts(text, lang='ja'):
    token = gtts_token.Token()
    tk = token.calculate_token(text)

    payload = {
        'ie' : 'UTF-8',
        'q' : text,
        'tl' : lang,
        'total' : 1,
        'idx' : 0,
        'textlen' : len(text),
        'tk' : tk,
        'client' : 't',
        'ttsspeed' : 1.0
    }

    params = urllib.parse.urlencode(payload, quote_via=urllib.parse.quote)
    url = 'https://translate.google.com/translate_tts?{}'.format(params)

    cast.wait()
    mc = cast.media_controller
    mc.play_media(url, 'audio/mp3')

使い方

説明するまでもないですが、googlehome_name に喋らせたい GoogleHome の名前を入れた上で
play_tts() を呼び出せばそのとおりに喋ります。
google翻訳の制約か何かで gTTS は 100文字ずつに分解してリクエストしてファイルに書き出すことを
繰り返していますが、このコードはそんなことはしていませんので、適切な長さの文章を都度渡して
喋らせる必要があります。