Intro
Azure Functions の Python サポートは2019年8月に GA 一般提供が開始され、あわせて、Linux 向け Azure Function 従量課金プランの提供開始もされた。Azure Functions の Python ランタイムは、この Linux 実行環境を前提にしている。
Update 2020/11
2020年11月時点で確認したらば、東日本リージョンで有効になっていた。
以下本文では GitHub の Issue や Wiki へリンクしていたが、今後は、リージョン別の利用可能な製品 のページで最新状況を確認するのが適切のようだ。たとえば西日本は未対応だ。
実際に Azure Portal 上でも、Functions 新規作成時、選択肢が有効になっている。
以下、過去情報。情報が古いため参考になさらず
しかし2019年8月時点では、Linux 向け Azure Function 従量課金プランに対応しているリージョンは限られており、日本リージョン(東日本 Japan East & 西日本 Japan West)はその中に含まれていない。
つまり、2019年8月現時点において、日本リージョンでは、Azure Functions の Python 従量課金プランは残念ながらサポートされていない。
注意:Premium (Elastic Premium) と App Service Plan は利用でき、Azure Functions x Python ができないわけではない。
Azure Functions の Premium プランは東日本リージョンで利用でき、これはこれで非常に強力な選択肢なので検討の価値は大いにあるが、機能の説明はここでは割愛したい。
運用環境で Premium プランを使う場合であっても各開発者用の個人検証環境用に従量課金プランを使いたい、いやいやとにかく従量課金プランが欲しいのだ、などなど状況はあろうと想像する。
対応リージョン
では、どこのリージョンに対応しているのかというと、GitHub のレポジトリ上に情報がある。
Linux Consumption Regions
https://github.com/Azure/azure-functions-host/wiki/Linux-Consumption-Regions
※ 2019年8月時点の引用
East Australia
SouthEast Asia
East Asia
North Europe
West Europe
South UK
East US2
East US
South Central US
West US2
West US
日本から地理的に近いアジアのリージョンとなると、East Asia、SouthEast Asia といった選択肢になる。
(参考:Azure の場所 East Asia 東アジアは香港、SouthEast Asia 東南アジアはシンガポール)
フィードバックにご協力を
よくよく上記の対応リージョンのページを見ると、リクエストは以下の GitHub Issue からしてくれ、とある。余談だが、Azure Functions はオープンソースで開発されている。
GitHub Issue: Requesting new linux consumption regions
https://github.com/Azure/azure-functions-host/issues/4869
「最低でも東日本、できれば西日本も!」とコメントしておいたので、賛成のかたがいれば、いいねリアクションなり頂けると大変嬉しい。
https://github.com/Azure/azure-functions-host/issues/4869#issuecomment-571306037