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Amazon FSx for Windows File Serverを使ってみた

Last updated at Posted at 2023-09-03

FSx for Windows File Serverを使う機会があったので備忘録

目的

Fsx for Windows File Serverでお手軽にファイルサーバを作る

環境

マルチAZ Fsx for Windows File Server
オンプレミスのセルフマネージド Microsoft アクティブディレクトリ

通信要件

ここに記載しているものは許可が必要。SecurityGroupやNACLで考慮が必要
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/fsx/latest/WindowsGuide/self-manage-prereqs.html#network-configs

クライアントからの接続はSMBを許可しておけばOK。

AD側準備

ドメインが作成されていることが前提。FSx for Windowsをドメインに参加させるため、必要な権限を持つドメインユーザを準備。Windows ファイアウォールの穴あけが必要なときはしておく。

ファイルシステム作成

コンソールからポチッと作成。容量やスループットや参加するドメイン、OU、ドメインユーザやパスワードを入力。ここら辺設定を間違うとエラーになるので注意。
ファイルシステムを作成すると、ADのコンピュータオブジェクトが追加され、DNSにAレコードが追加される。
マルチAZで作成すると、ファイルシステムのENI分の2つAレコードが設定される。(それ以外も追加される。管理アクセス用のやつとか)

ファイルシステム作成後の設定

ここに書いてあることは実施しておくのが吉
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/fsx/latest/WindowsGuide/admin-best-practices-fsxw.html#one-time-admin-tasks

監視について

標準で利用可能なメトリクスのうち、FSx for Windowsのサービス状態を監視できるメトリクスは存在しない。
マルチAZで作成したファイルシステムはフェイルオーバーが発生してもクライアント(Windows PC)は名前解決により透過的に接続できるので監視は必須じゃあないかもしれないが、どうしてもやりたいときはこちらを参考に設定する
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/monitoring-the-health-of-amazon-fsx-file-systems-using-amazon-eventbridge-and-aws-lambda/

おまけ

ファイルシステムと、AD(兼DNS)サーバ&クライアントPC が別のネットワークに泣き別れているケース。
ネットワーク機器でNATして、DNSに登録されたレコードのアドレスをNATアドレスに書き換えれば一応システム的に利用はできる。
サポートに聞いたけど、「そんな使い方想定してないから検証してね☆」と言われた。まあそりゃそうだ。マニュアルに載ってないし

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