はじめに
MacPro Mid2010 環境の話。
macOS がインストールされている HDD の内容を SSD に移動させ、HDD を取り外したところ起動ディスク選択画面から復旧ドライブが消える、という現象が起こりました。
ここでいう起動ディスク選択画面とは、 option キーを押しながら Mac の電源を起動したときに表示される画面のことを指します。
また、ここでいう復旧ドライブとは、起動ディスク選択画面で『復旧-10.8』などと表示される復旧作業用の OS のことを指します。
※本当は正式名称があると思うのですが調べる手間を省くためこの表記でいきます。
復旧ドライブはトラブルシュートのときにお世話になるためないと困ります。本記事は、以前のように復旧ドライブを使える状態にした際の記録です。
どうして復旧ドライブが消えたのか
復旧ドライブは OS がインストールされている内蔵ディスクに隠しパーティションを区切りそこにインストールされます。
今まで HDD の隠しパーティションに復旧ドライブ用の OS のデータが格納されていましたが今回の SSD への移行ではその部分がコピーされなかった、というのが消えた理由となります。
復旧ドライブが作られる条件
いずれの内蔵ドライブにも OS が存在しない状態で、復旧ドライブのパーティションを作りたい内蔵ドライブに OS をインストールすると復活するようです。
他の内蔵ドライブにOSがインストールされている状態で OS をインストールしても復旧ドライブは作成されないっぽいです。
解決のために具体的にやったこと
- MacPro Mid2010 環境でクリーンインストールできる 10.8 用のインストールディスクを USB に作成。
- 具体的な方法はこちらのページを参考にしました。
- https://weekly.ascii.jp/elem/000/000/156/156669/
- ※ 最初は 10.11 でクリーンインストールを試みましたが 禁止マーク が出てNGだったので 10.8 にしました。10.7 等でもできるかもしれませんが未検証です。
- 復旧ドライブのパーティションを作りたい内蔵ドライブ以外を外す。(SSDのみささっている状態にする)
- 10.8 をインストール。
- 復旧ドライブが出来あがり!
※ このあと復旧ドライブから OS を立ち上げ TimeMachine にバックアップされている OS データ(HDD にあったデータ)を SSD に取り込みました。
おわり
Google 先生に尋ねても決定的な情報になかなかたどりつけなかったので記事に起こしてみました。