小ネタ／Flutter で share_plus を使って共有機能を実装する

以前は share プラグインで実装していた（と思われる）文章・画像ファイルなどの共有機能（Twitter・Slack・Google ドライブなどへの共有）ですが、現在は share_plus で置き換えられているようですので、メモとして残しておきます。

試したバージョン

• Flutter 2.5.3
• share_plus 3.0.4
• Android 10
• iOS 14.8.1

準備

• pubspec.yaml（関連部分）

pubspec.yaml

  share_plus: ^3.0.4

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2022/11/3 追記：
バージョン 5.0.0 以降では Web 対応のアプリとして作成しない場合でもshare_plus_webが必要なようです（同時に読み込まないとエラーに）。

• pubspec.yaml（関連部分）

pubspec.yaml

  share_plus: ^6.2.0
  share_plus_web: ^3.1.0

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コード例

Example そのままです。

なお、実際にはこちらの個人開発＆個人利用アプリの中で使っています。

• hmatsu47 / maptool（GitHub）

インポート

import 'package:share_plus/share_plus.dart';

文章のみ共有する場合

文章のみ

  void _shareText(String text, String subject) async {
    await Share.share(text,
        subject: subject);
  }

subjectはメールを送信する場合に標題として使われるようです（オプション）。

なお、iPad で利用する場合のみ、sharePositionOriginオプションを指定して表示することができます。

文章のみ（iPad）

  void _shareText(BuildContext context, String text, String subject) async {
    final box = context.findRenderObject() as RenderBox?;
    await Share.share(text,
        subject: subject,
        sharePositionOrigin: box!.localToGlobal(Offset.zero) & box.size);
  }

画像ファイルを添付・共有する場合

画像ファイルのパスをStringのListで指定します（複数添付可）。

画像ファイル付き

  void _shareImages(List<String> imagePaths, String text, String subject) async {
    await Share.shareFiles(imagePaths, text: text, subject: subject);
  }

こちらのケースではtext・subjectともオプションです。また、iPad のみsharePositionOriginオプションを指定することができます（例示は省略）。

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2022/11/3 追記：
バージョン 4.5.0 以降ではshareFiles()が非推奨になり、代わりにshareXFiles()が導入されました。

最初の引数は画像ファイルのパス（String）ではなくXFileのListで指定する形に変わりました。

画像ファイル付き

  void _shareImages(List<XFile> files, String text, String subject) async {
    await Share.shareFiles(files, text: text, subject: subject);
  }

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画面表示例

Android の場合

こんな感じで共有先の選択画面が表示されます。

iOS の場合

見た目は異なりますが、共有先の選択画面が表示されます。

Twitter を選択するとこのようになります。

注意点

Readme に記載がありますが、モバイル（Android・iOS）では Facebook への共有ができないようです。