Mac OSのローカル環境でDrupalを起動する最速の方法が見つかりました。
要件
PHP 7.3 以上
ダウンロード
まずComposer経由でDrupalをダウンロードし、作業ディレクトリに移動します。Composerはバージョン1でも2でもどちらでも可能です。
$ composer create-project drupal/recommended-project my-drupal
$ cd my-drupal
インストール&ログイン
作業ディレクトリに移動したら、以下のコマンドを打ちます。
$ php web/core/scripts/drupal quick-start standard # composer未使用の方は→ php core/scripts/drupal quick-start standard
他に引数に指定できるのは demo_umami
(フードマガジンのデモサイト)、minimal
(最低限のモジュールがインストールされたもの)があります。
ブラウザで自動的に http://localhost:8888 にアクセスされます。これで気軽にDrupalを色々いじれますよ!
Composerが未インストールの方は、Drupal.orgからZipファイルをダウンロードすることで同様のことが実現できます。Composer経由でダウンロードする場合とZipファイルではドキュメントルートが異なるので、quick-startコマンドを実行するパスにご注意ください。
$ mkdir my-drupal
$ cd my-drupal
$ curl -sSL https://www.drupal.org/download-latest/tar.gz | tar -xz --strip-components=1
$ php core/scripts/drupal quick-start standard
今までローカルで簡易的にDrupalを起動するのにPHPのビルドインの簡易サーバー(php -S)を直接実行していたのですが、うまくいかない部分があったので、やはりコンテナ(DDEVやLandoなど)使うしかないのか・・でも少し立ち上げに時間がかかるしなぁ・・と感じていていて色々ググったところ、quick-startコマンドを見つけました。と言っても、このコマンドが紹介されているEvaluator Guideは前から知っていたのですが、Umamiデモサイト以外のインストールプロファイルを選択できるのは知りませんでした!
web/core/scripts/drupal ファイルから、web/core/lib/Drupal/Core/Command/ ディレクトリのQuickStartCommand.phpファイル、InstallCommand.phpファイルが順で呼び出されます。
インストールプロファイルは、 web/core/profiles/ ディレクトリと web/profiles/ ディレクトリ(ディストリビューションのプロファイルはこちらのディレクトリに格納される)内から探索され、隠しプロファイル(xx.info.ymlのhidden値がtrueとなっているもの)を除いたインストールプロファイルが選択可能と見なされます。