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【AWS】t2→t3のインスタンスタイプ変更方法

Last updated at Posted at 2022-05-29

t3が出てきたのが2018とかだったので、この手の変更はよくあるのではあるのかと思います。
サイズの変更とかだとサクッといきますが、世代だとそうはいきませんでした。

ENAの拡張ネットワーキング機能を有効化させてあげる必要があるため、以下変更手順です。

1、ENAモジュールのインストール確認

ENAモジュールが有効であることを確認します。

$ modinfo ena

一覧ぽいものが返ってくればOKです。

※もし返ってこなかった場合、導入が必要です
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/enhanced-networking-ena.html#test-enhanced-networking-ena

2、ENAモジュールがインターフェースで使用されていることの確認

ENAモジュールがインターフェースで使用されていることを確認します。

$ ethtool -i eth0

driver: ena になっていればOKですが、おそらくdriver: vifになってます。
なのでこいつを変更してあげます。

3、grubの設定値変更

まずは起動時にOSを動かしているgrubの設定をかきかえます。
grubまわりは繊細なので操作注意です。

以下viで操作してますが、もちろんsedコマンドでもOKです。

①grubの設定ファイルを開きます

$ vi /etc/default/grub

②GRUB_CMDLINE_LINUXの行末に net.ifnames=0 を追記します。

GRUB_CMDLINE_LINUX="XXX XXX XXX net.ifnames=0

③設定ファイルを再ビルドします。

$ grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg

4、ENA有効化

①該当インスタンスの停止
ENAの有効化はインスタンスを停止して実施するので、
インスタンスを停止します。

以下AWS CLIを使います。

②有効化のコマンドが使えることを確認します。

aws ec2 modify-instance-attribute help

オプションに --ena-support が表示されることを確認する。
※表示されてない場合、awscliのバージョンをあげる必要があると思われます。


③設定値の確認

aws ec2 describe-instances --instance-ids instance_id --query "Reservations[].Instances[].EnaSupport"

falseが表示されるはずです。ここをtrueに変更します。
※デフォルトのプロファイルが設定されてない場合は、
適宜 --profile プロファイル名 で指定してあげてください。

④falseに変更

aws ec2 modify-instance-attribute --instance-id instance_id --ena-support

⑤インスタンスタイプ変更(1)
インスタンスタイプ変更→起動

ここでインスタンスタイプ変更や!ってなりますが、私の場合、変更できませんでした:angel:
まずは試してみてどうなるか確認いただければと思います。

5、yumアップデート

4の⑤がNGだった場合、
ENAを含む最新のカーネルとカーネルモジュールでインスタンスを更新する必要があるようです。
起動できなかった場合は元のt2に戻して起動してあげます。

①yumアップデート

$ yum update

yumアップデートしなきゃいけないの?って感じですが、
これできない環境もあるだろうし、そういうときに困りそうです。
カーネルのところだけうまく更新してくれればいいのですが、
AWSドキュメント上はyum updateを推奨しているようです。

外部と通信できる環境だとしても、安易に実行しないように気を付けてください!!

②インスタンスタイプ変更
インスタンス停止→インスタンスタイプ変更→インスタンス起動

③インターフェースの再確認
項目2のコマンドで変更されていることを確認します。

$ ethtool -i eth0

driver: ena になっていればOKです!!

以上です!!ヘルプしてくれたチームメンバに感謝:pray:

※参考
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/enhanced-networking-ena.html

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