はじめまして。株式会社PRUMでエンジニアをしているひとみです。
日々、プログラミング学習や実務の中で、つまずきやすいポイントや、
仕事で起きやすい“ズレ”について整理して発信しています。
誰かの助けになれば幸いです。
1割の“信頼される”エンジニアがやっている「主語を消さない説明」
はじめに
エンジニアの会話で、こんなやり取りを見たことないですか?
「それ、直しておきました!」
「これ、確認お願いします!」
「一応終わりました!」
でも、聞かれた側はこうなる。
「……“それ”って何の話?」
「どこの確認?」
「何が終わったの?」
実はこれ、新人だけじゃなく、経験年数が増えてもかなり多いです。
そして怖いのが、話している本人は「ちゃんと伝えた」と思っていることです。
「何の話か」が抜けると、相手は推理を始める
人間の脳って、思っている以上に “文脈依存” です。
自分の頭の中には、
- どのタスクの話か
- どのファイルの話か
- どの不具合の話か
- どのチャットの続きか
全部見えている。だから省略してしまう。
でも相手は違います。
- 会議もある。
- 別案件もある。
- 他メンバー対応もある。
その状態で、
「あれ、終わりました!」
と言われても、脳内ではこうなる。
「どれ????」*
しかもエンジニアの仕事って、
複数タスクが同時進行していることが多い。
だから “主語なし会話” は想像以上に事故率が高いです。
信頼される人ほど「話の起点」を置く
信頼される人って、実は説明が長いわけじゃない。
むしろ短い。ただし、“何の話か” だけは絶対に消さない。
例えばこう。
NG例
「これ、終わりました!」
「それ、確認お願いします!」
「あれ、修正しました!」
OK例
「ログイン画面のバリデーション修正、完了しました!」
「会員登録APIのレスポンス確認お願いします!」
「昨日相談いただいたCSV出力の不具合、修正しました!」
これだけで、相手の理解速度が一気に変わる。
相手が “記憶検索” をしなくて済むから。
実は「優しさ」の話でもある
これ、単なるコミュニケーション技術じゃないんですよね。
相手の脳の負荷を減らす行為なんです。例えばリーダーって、
常に大量の情報を抱えています。
- 進捗確認
- レビュー
- 他メンバー支援
そんな中で、主語のない説明を大量に受け取ると、
毎回 “推理ゲーム” が始まってしまうのです。
逆に、主語のある説明を実施すると、
一瞬で理解できるのです。
これ、 小さいようでめちゃくちゃ大きい。
「伝えた」ではなく「伝わった」で考える
仕事って、“話した側基準” で進めると事故につながります。
- 自分は分かっている
- 自分の頭では繋がっている
- 自分では当然だと思っている
でも、相手の頭の中には存在しない。
だから、信頼される人ほど、
「相手が今この文章だけ見ても理解できるか?」
を気にしている。これができる人が本当に強いです。
最後に
エンジニアって、
技術力だけで評価される世界に見えるかもしれません。
でも実際は、
- 認識を揃えられる
- ズレを減らせる
- 相手を迷わせない
こういう “小さいコミュニケーション” が、
ものすごく信頼に直結します。
そしてその第一歩が、
「それ」「あれ」「これ」
を減らすこと。
もし今、
「ちゃんと伝えてるはずなのに、なぜか話がズレる」
と感じることがあるなら、
まずは 何の話かを省略しない を意識してみてください。
それだけで、
会話の事故率がかなり変わります。
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