はじめまして。
株式会社PRUMでエンジニアをしている人見です。
日々、プログラミング学習や実務の中で
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「バグが出ました。」それは報告?相談?
― 意識の違いでシゴデキエンジニアに!!【後編】 ―
はじめに
前編では、
「バグが出ました」
という一言から
なぜ会話が遠回りになるのかを整理しました。
考える余裕がない。遠慮してしまう。うまく言語化できない。
こうした状態があるからこそ、
「報告で止まってしまう」 ということが見えてきたと思います。
では、
👉 その状態から、どうすれば一歩進めるのでしょうか?
「相談しなさい」と言われた結果
現場で、こんなやり取りを見たことはないでしょうか。
「報告じゃなくて、相談しなさい」
そう言われた結果、
「どうすればいいですか?」
という質問になってしまう。
これ、実はとても自然な流れです。
新人の頭の中ではこういう考えが浮かびます
何か聞かなければいけない。
↓
でも、どう聞けばいいか分からない。
↓
とりあえず質問の形にしてみる。
つまり、
相談しようとしているのに、質問しかできない状態
になっています。
実はこれ、私自身も同じ経験があります。
「報告じゃなくて相談にしよう」と意識した結果、
「どうすればいいですか?」と聞いてしまい、
結局、先輩に状況を聞き返される。
そのときに初めて、
「あれ?相談になっていないかもしれない」と気づきました。
なぜこのズレが起きるのか
少し視点を変えてみます。例えば、友人に相談するとき、
「○○で困っててさ、どうしたらいいんだろうね」
こんな会話、よくありますよね?
この場合は、一緒に考えたり、共感したりすることが目的です。
一方で、仕事の場面では少し違います。
先輩やリーダーは、どう動くべきかを判断する必要がある立場です。
つまり、
- 日常の相談 → 一緒に考える
- 仕事の相談 → 判断してもらう
という違いがあります。
この違いを意識しないまま仕事に入ると、
「どうすればいいですか?」という聞き方になりやすくなります。
これは間違いではなく、自然に起きるズレなのです。
質問と相談は何が違うのか
ここが一番大事なポイントです。
質問は、
⇒ 疑問をそのまま投げること
どうすればいいですか?
相談は、
⇒ 判断してもらうための材料を渡すこと
〇〇でエラーが出ています。
△△が原因だと思い試しましたが解決しませんでした。
この方向で進めていいか確認させてください。
つまり、
質問は、相手に「答え」を求める形です。
相談は、相手に「判断」を求める形です。
この違いが、会話の質を大きく変えます。
そして、その差がそのまま仕事の進み方に現れます。
先輩やリーダーが求めていること
ココ! を理解すると、一気に変わります。
先輩やリーダーは、完璧な説明を求めているわけではありません。
知りたいのはただ一つ、
「どう判断すればいいか?」 ということです。
そのために必要なのが、次の情報です。
- 何が起きているのか
- どう考えているのか
- どこまで試したのか
- 何をしてほしいのか
この4つが揃うと、 その場で判断できる状態になります。
逆に言うと、これがないからこそ、先輩方は状況が
イメージできず、質問を返すことに繋がります。
同じ状況をどう見ているのか、どこまで考えているのか。
それを共有することで、はじめてスムーズに進みます。
重要
相談とは「 状況を伝えること 」ではなく、
「 判断してもらうための材料を渡すこと 」 です。
じゃあ、どう伝えればいいのか
いきなり全部を整理する必要はありません。
1:まずは、
👉 「何が起きているか」と「何をしてほしいか」
を伝えるだけで十分です。
例えば、
「商品登録処理でエラーが出ています。
一度見てもらってもいいですか?」
これだけでも、すでに「相談」になっています。
2:少し慣れてきたら、
👉 「自分の考え」 を足していきます。
「商品登録処理でNullPointerExceptionが出ています。
DBの値がnullの可能性を疑って確認しましたが、原因は分かりませんでした。
この方向で調査を進めて問題ないか確認させてください。」
ここまで来ると、 ほぼ一往復で会話が成立します。
3:さらなる意識として、
👉 Yes / No で答えられる形にすることもあげられます。
「この方向で進めて問題ないですか?」
こう聞かれると、相手は すぐに 判断できます。
まとめ
前編で見たような、
- 余裕がない
- 遠慮してしまう
- 言語化できない
だからこそ、「相談しなさい」と言われても、
最初は質問しかできないのです。
この状況は、最初のうちは誰にでも起こることです。
だからこそ大事なのは、完璧に話すことではなく、
少しだけ整理することです。
「何が起きているのか」
「何をしてほしいのか」
あなたの一言が、「質問」で終わるか、
それとも「相談」になるかで、
仕事の進み方は大きく変わるでしょう。
最後に
相談とは、
「答えをもらうこと」 ではなく、
「判断してもらうための材料を渡すこと」 です。
あなたのその質問は、
相手が判断できる状態になっていますか?
その一言が、仕事のスピードを大きく変えるかもしれません。
次に同じ場面が来たとき、
あなたはどちらの伝え方を選びますか?
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