エンジニアとして「技術ブログを書く」を1年続けて気づいたこと
はじめに
「技術ブログを書いた方がいい」とはよく聞くけれど、実際に続けてみないとわからないことがあります。
1年間、Qiitaに記事を書き続けて気づいたことをまとめました。これから始めようか迷っている人の参考になれば。
1. 書くことで「わかったつもり」が露呈する
一番の収穫はこれでした。
頭の中では理解しているつもりでも、いざ文章にしようとすると言葉が出てこない。それは「本当は理解していなかった」サインです。
「StreamのcollectってtoList以外に何があるっけ?」
→ 調べて書いたら、groupingByとかpartitioningByの存在を初めてちゃんと理解した
書くことは、理解の解像度を上げる行為です。インプットだけでは気づけなかった穴を発見できます。
2. 半年後の自分が一番の読者になる
「誰かのために書く」より「未来の自分のために書く」の方が継続しやすいです。
実際、過去に書いた記事に自分で助けられることが何度もありました。
- 「あの設定どうやるんだっけ」→ 自分の記事を検索して解決
- 「この概念どう説明すればいいか」→ 昔書いた記事を読み直して整理
自分のナレッジベースを育てる感覚で書くと、続けやすくなります。
3. 最初は誰も読まない。それでいい
最初の数ヶ月はPVがほぼゼロです。それは普通のことです。
焦らなくていい理由:
- 記事は積み上がっていく(消えない資産)
- 検索流入は3〜6ヶ月後から始まる
- PVより「自分の理解が深まったか」が先
「誰も読んでくれない」でやめてしまう人が多いですが、そこを乗り越えた先に蓄積があります。
4. 完璧を求めると続かない
「もっと完成度を上げてから公開しよう」と思っていると、永遠に公開できません。
実際に試してよかった基準:
- 自分が詰まった問題の解決策を書いている → 公開OK
- コードが動いて説明がある → 公開OK
- 図解がなくてもいい
- 網羅的じゃなくてもいい
60点の記事を12本書く方が、100点の記事を1本書くより価値があります。
5. ネタは「詰まった経験」から拾う
「何を書けばいいかわからない」という悩みには、この方法が効きました。
日常の「あれ?」をメモしておく:
- 「NullPointerExceptionが出た→原因がわかった」→ 記事になる
- 「Stream APIのこのメソッド、意外と知らなかった」→ 記事になる
- 「コードレビューで指摘された→調べた」→ 記事になる
自分がつまずいたことは、他の誰かもつまずいています。経験を記録するだけでネタになります。
6. 採用・案件獲得で実際に役立った
技術的な話だけではなく、実務でも効果がありました。
- 面接で「Qiitaで発信しています」と伝えると話が弾む
- 記事を見た人からつながりが生まれることがある
- 「この人は発信できる=コミュニケーション能力がある」と見られる
特にSESや独立を考えているなら、自分の技術力を可視化する手段として有効です。
まとめ
1年書いて気づいたこと:
| 気づき | 一言まとめ |
|---|---|
| 書くと理解の穴が見える | インプットの精度が上がる |
| 未来の自分が読む | 自分のナレッジベースになる |
| 最初はPVゼロでいい | 積み上げが大事 |
| 完璧より継続 | 60点を量産する |
| ネタは日常から | 詰まった経験をメモする |
| 採用・案件に効く | 技術力の可視化になる |
「書き続けること」自体がスキルです。技術力と同じで、続けた分だけ上手くなります。迷っているなら、まず1本書いてみてください。