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Microsoft Teamsの有効期限を設定する

Last updated at Posted at 2019-07-20

Teamsの展開は悩みどころ。活用の面は置いといて、管理面でも悩みは尽きない。Teamsの作成を「ガチガチに管理するぞ」ということで申請式にしている組織もあるし、「どんどん活用してね」ってことで自由に作っていいよという組織と、どっちもあると思う。どちらを選ぶかは組織の考え方次第。私は自由に作って、どんどん活用すればいいと思う。

ただ、自由に作っていいよ式だと、困ることが2つある。
1つは、エイリアス。「部署名そのままのチーム名で作ったら、メールの宛先に配布リストと全く同じで困った」とか「一般名詞のエイリアスをTeamsにとられちゃって配布リストに使えなくなった」とかが起こってしまう。

その対策として、接頭辞をつけるルールを強制するのは結構有効。命名規則を強制するようにすれば、表示名にもエイリアスにも強制されるのでTeamsだと一目でわかるようになり、この問題は解消される。というのでMicrosoft Teamsの命名規則、と以前まとめてみた。

もう1つは、使わなくなったTeamsの扱い。作るのはみんな作ってくれるけど、削除なんてなかなかしてくれないし、それこそメンバーから離脱して放置とかも想像できてしまう。

とそんなことを考えて、外部のソリューションしかないかな、と思ってたらこんな気になる投稿が。

「有効期限を強制する」方法がある!?

そんな方法があるならぜひ使いたい、ということで調べてみたらありました。

Office 365 グループの有効期限ポリシーの構成
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/users-groups-roles/groups-lifecycle#set-group-expiration

というわけで、早速使ってみました。

#有効期限ポリシーを設定する

365管理センターではなく、AzureADからGUIで設定できる。
Azure Active Directory→グループ→有効期限から設定できる。

設定しておくと、少し前にチームの所有者に通知され、延長操作すれば延長されるが、放置したら削除される。素敵。

有効期間は、180日か、365日か、カスタム。カスタムの場合は30日以上。
所有者がいないチームの場合の宛先は設定しないとダメっぽい。
対象のチームは、「全てのチーム」「選択したチームだけ」「設定しない」を選べる。

とりあえずは365日で、すべてのチームで試してみる。これでちゃんとユーザーが管理してくれる。削除されても一定期間は復元できるので、オンにするのがおススメ。

#名前付けポリシーを設定する

以前は、名前付けポリシーはPowerShellで設定してたけど、GUIでいけるようになっていた。
Azure Active Directory→グループ→名前付けポリシーから設定できる。

プレフィックス、サフィックス、禁止用語もここで設定できる。

プレフィックスはAADの属性からも設定できて、複数を組み合わせることも可能。

接頭辞にTeamsと付けるだけでも区別がつくようになります。あと、管理者が作成する場合は命名規則が適用されないので、それはそれで注意が必要。

#まとめ

Teamsは、自由に作れてこそ浸透も活用も進むと思う。この2つだけでユーザーの自由度も、管理の手間も減る。おすすめです。

公式資料に、あれこれまとまってました。こちらもおススメです。

Microsoft Teams 導入ご参考資料
http://download.microsoft.com/download/1/8/1/1817774E-8A90-4D3F-99D4-9DC892356C8F/Microsoft_Teams_DLC.pdf

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